当サイトの記事は、造幣局・財務省・国税庁など公的機関の情報、日本ジュエリー協会の表示規定、田中貴金属工業の公表価格、各買取店の公式情報、Yahoo!知恵袋などの公開された声をもとに編集部が独自に執筆しています。金・銀の価格や買取価格は記事執筆日時点の参考値で、日々変わります。
押し入れの奥から出てきた、札幌オリンピックの記念メダルのケース。『金・銀・銅の3枚が並んでいるけど、売ったら買取価格はいくらくらい?』と気になりますよね。
結論から言うと、札幌オリンピック記念メダルの値段は、3枚それぞれの素材と重さでほぼ決まります。中でも金メダルが18金かどうかで、目安は大きく変わるんです。
ここでは、メダルの素材の確かめ方と、今日の金・銀の値段から目安を出す手順を順番に見ていきます。
親の家を片付けていたら、札幌オリンピックの記念メダルが3枚入ったケースが出てきました。これって売れるものなんでしょうか?
まずは3枚それぞれの刻印と重さを見てみましょう。金と銀なら素材の分の値段が土台になりますし、銅はそこで分けて考えられますよ。
札幌オリンピック記念メダルはどこが作ったもの?
1972年の第11回札幌オリンピック冬季大会の記念メダルは、造幣局が作ったことが造幣局の年史に書かれています。ただ、素材・重さ・当時の価格などの仕様は、公式の記録で確認できませんでした。
造幣局の『造幣局のあゆみ』には、札幌と長野の冬季大会で入賞メダルを作り、各大会の記念メダルも併せて作ったと書かれています。写真のキャプションにも「札幌冬季オリンピック記念メダル(昭和47年)」とあるんです。
大会の前には国会でも話が出ていました。1967年の参議院文教委員会で、資金財団の方が「記念メダルを造幣局につくっていただきまして発売して寄付金を仰ぎたい」と説明しています。
| 項目 | 公式の記録で分かること |
|---|---|
| 作った所 | 造幣局(『造幣局のあゆみ』) |
| 計画の段階の話 | 記念メダルを造幣局に作ってもらい、発売して寄付金にする計画(1967年の国会) |
| 発行した団体 | 公式の記録で確認できなかった |
| セットの構成・素材 | 公式の記録で確認できなかった |
| 直径・重さ | 公式の記録で確認できなかった |
| 当時の販売価格・発行数 | 公式の記録で確認できなかった |
『当時いくらで売っていたのか知りたい』という方も多いはずです。実は、当時の販売価格は公的な資料で見つけられませんでした。
買った時の値段と今の値段の関係は、記念メダルの当時の販売価格と今の買取価格でくわしく書いています。
札幌オリンピック記念メダルの価値は何で決まる?
価値の土台になるのは、金・銀の素材の量です。そこに、記念品としての評価をどこまで足すかは店によって違います。
おたからやは、オリンピック記念メダルのページのよくある質問で、金・銀・銅が「セットで揃っているものはコレクションとしての評価が非常に高くなりやすい傾向」と答えています。これは1964年の東京大会のセットについての回答です。
札幌のセットにも同じ考え方が当てはまるかは、店に聞いてみないと分かりません。ケースごとそろっているなら、そのまま持ち込んでみてください。
3点セットの金・銀・銅は、何でできている?
3枚とも同じように光っているんですが、本当に金と銀なんですか?
公式の仕様が分からない以上、手元の3枚の刻印で確かめるのがいちばん確かです。参考になる店の記録もあるので見てみましょう。
素材を考える手がかりになるのが、買取店ザ・ゴールドの利府店の実績記事(2023年12月6日)です。品名の欄に「第11回札幌オリンピック冬季大会記念メダルセット K18 26.6g シルバー925 17.9g 銅 15.1g 3個セット」と書かれています。
| メダル | ザ・ゴールドの実績記事の記載 | 素材の意味 |
|---|---|---|
| 金メダル | K18・26.6g | 金が75%の18金 |
| 銀メダル | シルバー925・17.9g | 銀が92.5%のスターリングシルバー |
| 銅メダル | 銅・15.1g | 貴金属ではない |
ここが大事なところです。これは店が買い取った1つのセットの記録で、造幣局や大会の公式な仕様ではありません。
同じ「札幌オリンピックの記念メダル」と呼ばれる物でも、手元の物がこの記載と同じとは限らないんです。刻印と重さを自分の目と家のはかりで確かめてみてください。
刻印はどこを見ればいい?
メダルの縁や裏の下の方に、小さく打たれていることが多いです。スマホのカメラで拡大すると読みやすいですよ。
- 金色のメダルに「K18」「18K」「750」のどれかがあるか
- その後ろに「GP」が付いていないか
- 銀色のメダルに「925」「SV925」「STERLING」などがあるか
- 銅色のメダルに貴金属の刻印が無いか
- 3枚を1枚ずつ量って重さをメモしたか
「GP」は日本ジュエリー協会の表示規定で金めっきを表す記号です。後ろにGPが付いていたら、表面だけが金色という意味になります。
18金の刻印の読み方は18金の記念メダルの買取で、もう少しくわしく書いています。
今日の金・銀の値段で、買取価格の目安を出してみる
18金は「金の1gの値段×0.75×重さ」、シルバー925は「銀の1gの値段×0.925×重さ」で、素材としての目安が出ます。銅には貴金属としての値段の基準が無いので、金額の目安は出せません。
金・銀の値段には、田中貴金属工業が2026年10月20日17時に公表した店頭買取価格(税込)を使います。金は22,773円/g、銀は304.15円/gです。
記事執筆日時点の参考値で、地金の価格です。メダルの買取価格そのものではない点は、先にお伝えしておきますね。
ザ・ゴールドの記事にあった重さで当てはめると、次のようになります。
| メダル | 1gあたりの目安 | 記載の重さ | 素材としての目安(計算値) |
|---|---|---|---|
| 金メダル(K18) | 17,079.75円 | 26.6g | 約454,321円 |
| 銀メダル(シルバー925) | 281.34円 | 17.9g | 約5,036円 |
| 銅メダル | 目安なし | 15.1g | 金額の目安は書けない |
| 金と銀の合計 | 約459,357円 |
見てのとおり、目安のほとんどは金メダルの分です。銀メダルは金メダルの100分の1ほどになります。
金と銀では、1gの値段が約75倍も違うんです。『3枚そろっているから3倍くらい?』と思いがちですが、実際はそうはなりません。

銀メダルと銅メダルはどう見られる?
銀メダルは、シルバー925の刻印があれば銀として量って見てもらえます。ただ、田中貴金属のRE:TANAKAは、銀のメダルは刻印があって1件10g以上の場合に限ると書いています。
銅メダルは少し事情が違います。バイセルは沖縄海洋博の記念メダルのコラムで、丹銅の銅メダルは「素材価値はほとんどありません」と書いています。
一方で、まねきやの店舗ブログには、東京オリンピックの丹銅製の記念銅メダルを買い取った例が載っています。『銅は売れない』とも『高く売れる』とも言い切れないので、セットのまま扱いを聞いてみるのがおすすめです。
手元のメダルの重さが違ったら?
その時は、量った重さを当てはめて計算し直してみてください。例えば金メダルが20gだったら、17,079.75円×20gで約341,595円です。
重さが分かれば、家でもかなり近い目安が出せますよ。量り方のコツは記念メダルの重さの量り方にまとめています。
おたからやは2026年10月20日14時更新の「今日の参考買取相場」で、18金を17,203円、Sv925を286円と出しています。田中貴金属の値とは基準も時刻も違うので、どちらが高いかを比べる数字ではありません。
札幌オリンピックの100円記念硬貨とは何が違う?
同じ箱に、札幌オリンピックの100円玉も入っていました。これもメダルと同じように売るんですか?
100円の方は国が出した記念貨幣で、お金として使えるものなんです。メダルとは扱いが違うので、分けておきましょう。
札幌オリンピックの時には、記念メダルとは別に、100円の記念貨幣も出ています。造幣局の記念貨幣一覧では、昭和47年の100円白銅貨幣で、直径30.0mm・重さ12.0g、3,000万枚です。
- 国が発行した法定通貨で、額面の100円として使える
- 白銅でできている
- 直径30.0mm・12.0g、3,000万枚(造幣局の記念貨幣一覧)
- お金ではないので額面は無い
- 金・銀・銅など素材によって値段の土台が変わる
- 素材・重さは公式の記録で確認できず、刻印で確かめる
造幣局は、自社の記念メダルの販売ページに「この製品は貨幣ではありません」と書いています。記念硬貨とメダルは、そもそも別の物なんです。
硬貨とメダルの見分け方は記念メダルと記念硬貨の違いでくわしく紹介しています。
札幌オリンピックの3点セットは、どこで見てもらえる?
金・銀のメダルの素材の分を見てもらうなら貴金属の買取店、記念品としての評価も聞きたいなら記念メダルを扱うと公式に書いている店がおすすめです。店ごとに見方が違うので、何か所かで聞いてみましょう。
札幌オリンピックの記念メダルを公式サイトで取り上げている店もあります。並べて「どこが高い」とは言えないので、書いてあることだけを並べてみますね。
| 店 | 公式サイトに書いてあること |
|---|---|
| 大黒屋 | 「記念メダル買取価格表(日本)」に「1972年 札幌オリンピック冬季大会 記念メダル(3枚セット)」を掲載(価格はASK・更新日2026年10月20日) |
| 金貨買取本舗 | 「記念メダルの買取一覧」に「札幌冬季オリンピック記念メダル」の品目ページがある |
| おたからや | オリンピック記念メダルの専用ページがあり、「どんなメダルでも査定が可能」と書いている |
| ザ・ゴールド | 札幌オリンピック記念メダルセットの買取実績記事がある(金額の記載なし) |

大黒屋の価格表で、札幌オリンピックとEXPO’70の3枚セットがどちらも「ASK」になっている画面です。表の下には「貨幣ではありません。」という注記もあります。
ASKは「金額は問い合わせてください」という意味です。大黒屋は、価格表に載っていないメダルは買い取っていない場合があるとも書いているので、先に電話やLINEで聞いておくと安心ですよ。
店ではこんなふうに聞いてみましょう
電話やLINEで聞く時は、分かっていることを先に伝えると話が早く進みます。例えばこんな言い方です。
「札幌オリンピックの記念メダルの3枚セットです。金色のメダルにK18の刻印があって、重さは26gくらいでした」
「18金と銀は今日1gいくらで見てもらえますか。銅メダルも一緒に見てもらえますか」
こう聞いておけば、店ごとの単価と銅メダルの扱いがそろって分かります。何か所かの答えを並べると、自分で決めやすくなりますよ。
3枚をまとめて「いくらですか」とだけ聞いて、1枚ごとの内訳を確かめないこと。金・銀・銅のどれにいくらついたのかを聞いておくと、ほかの店と比べやすくなります。
セットのまま出すか、ばらして出すかの考え方は記念メダルのセットはばらして売る?にまとめています。
実際の提示額は、店が刻印と重さを確かめてみないと分かりません。おおよその目安を出したら、一度査定で確かめてみるのがいちばんの近道です。
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記念メダルの査定額を確かめる
純金・18金・純銀の記念メダルは、金や銀の量をもとに査定してもらえます。店頭のほか出張査定やLINE査定も選べるので、当日の金額を聞いてから売るかどうか決めましょう。
査定料無料公式サイトで査定方法を確認する買取価格は日々変わります。最新の価格・条件は公式サイトで確認してください。
札幌オリンピック記念メダルでよくある相談
同じメダルを持っている人は、どんなことで迷っているんですか?
「オークションの値段を見て迷っている」「売ったら思ったより安かった」「本物の金か分からない」の3つが多いですね。1つずつ答えます。
オークションで17万円くらいの値がついている。これから上がる?
3枚入りのセットを、ネットオークションに出そうか迷っているという相談です。見かけた値段が今後どうなるかを知りたい、という内容でした。
『もう少し待った方が得なのでは』と思う気持ちは分かります。ただ、この記事では値上がり・値下がりの予想はしません。
その代わりにできるのは、今日の金・銀の値段で素材の目安を出しておくことです。手元の金メダルの重さが分かれば、上の計算で目安を出し直せますよ。
オークションに出す時の注意は記念メダルはメルカリ・ヤフオクで売れる?で書いています。
3点セットを売ったら4,000円ほどだった。そんなもの?
金メダルが18金なら、素材の分だけで4,000円を大きく超えるはずです。なので、まずは金色のメダルの刻印を見直してみてください。
GPなどメッキの表示があったり、貴金属の刻印が無かったりすると、金としての値段はつきにくくなります。同じ名前のメダルでも、素材が違う物が混ざっていることもあるんです。
買取大吉は自社のコラムで、記念メダルは「希少性を加味してくれるお店と貴金属の素材としての価値のみで査定するお店に分かれる」と書いています。納得できない時は、ほかの店でも見てもらうのがおすすめです。
本物の金かどうか分からない
刻印があっても、家では本物かどうかまでは決めきれませんよね。そこは店の機械に任せて大丈夫です。
おたからやは、メダルの素材を「専用の機器や刻印から精密に特定いたします」と書いています。見分け方の流れは記念メダルは本物?でもくわしく紹介しています。
ネットで調べても同じ画像が出てこない。偽物?
『同じデザインが見つからないから、偽物かも』と不安になる方もいます。ですが、見つからないことだけで偽物とは決められません。
ネットに載っている写真は限られているので、見つからないのはよくあることなんです。何の記念メダルか分からない時の調べ方は何の記念メダルか分からない時の調べ方にまとめています。
結局のところ、値段に関わるのは素材と重さです。刻印を写真に撮って、店で見てもらうのがいちばん早いですよ。
売る前に家でやっておきたいこと
店に持っていく前に、準備しておくことはありますか?
刻印と重さのメモを作っておくだけで十分ですよ。あとは、磨かずにそのまま持っていきましょう。
- 3枚をケースから出して、縁と裏の刻印を1枚ずつ写真に撮る
- 家のキッチンスケールで1枚ずつ重さを量ってメモする
- 18金は17,079.75円、シルバー925は281.34円を重さにかけて目安を出す
- ケース・箱・説明書をそろえておく
- 100円記念硬貨が入っていたら、メダルと分けておく
- 店で「金・銀・銅、1枚ずつの内訳を教えてください」と聞く
くすんでいても、磨き剤や研磨はしないでおきましょう。おたからやは、記念メダルを無理に磨くと表面に細かな傷がつき、収集品としての価値を下げるおそれがあると案内しています。
ケースが無くても大丈夫です。おたからやは「付属品がない本体のみのお品物であっても喜んで査定を承ります」と書いています。

『家族が大事にしていた物だから、手放すのは少しさみしい』という方もいるはずです。金メダルだけ残して銀・銅を売る、といった分け方もできます。
ほかの大会のメダルとの違いはオリンピック記念メダルの買取で、売る流れ全体は記念メダルの買取ガイドで見ています。
よくある質問
札幌オリンピック記念メダルの金メダルは、何金ですか?
公式の記録では素材を確認できませんでした。ザ・ゴールドの実績記事には「K18」と書かれた例があるので、手元のメダルの刻印で確かめてみてください。
銅メダルだけでも買い取ってもらえますか?
銅は貴金属としての値段がつきにくい素材です。扱いは店によって違うので、セットのまま持ち込んで、銅メダルの扱いも一緒に聞いてみてください。
札幌オリンピックの価値は、セットの方が高いですか?
素材の分は1枚ずつ決まるので、セットでも合計は変わりません。記念品としての評価は店によって見方が違うので、査定の時に確かめてみてください。
「第11回」と書かれたメダルと書かれていないメダルは別物ですか?
札幌オリンピックは第11回冬季大会なので、表記の違いだけのこともあります。素材は表記では決まらないので、どちらも刻印と重さで確かめてみてください。
100円記念硬貨は一緒に売れますか?
100円記念硬貨は額面で使えるお金です。記念硬貨を扱う店もあるので、メダルと分けた上で一緒に見てもらえるか聞いてみてください。
まとめ
- 札幌オリンピック記念メダルは造幣局が作った(仕様は公式の記録で確認できなかった)
- ザ・ゴールドの実績記事には「K18 26.6g シルバー925 17.9g 銅 15.1g」の例がある
- その重さなら金は約454,321円、銀は約5,036円が素材としての目安(2026年10月20日17時の田中貴金属公表値で出した計算値)
- 銅メダルには金額の目安を出せない
- 100円記念硬貨は額面で使えるお金で、メダルとは別物
- 1枚ずつの刻印と重さをメモし、何か所かで内訳を聞く







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