記念メダルの調べ方|何の記念か分からない時の刻印・ケース・裏面の読み方

無地のメダルと小箱・ルーペ・メモ帳のイメージ、「何の記念メダル?」の文字

当サイトの記事は、造幣局・財務省・国税庁など公的機関の情報、日本ジュエリー協会の表示規定、田中貴金属工業の公表価格、各買取店の公式情報、Yahoo!知恵袋などの公開された声をもとに編集部が独自に執筆しています。金・銀の価格や買取価格は記事執筆日時点の参考値で、日々変わります。

メダルを持っている人

遺品の中に、何の記念か分からないメダルが何枚もあります。ネットで探しても同じ物が見つからなくて…。

案内役

メダルの文字、元号の年、ケースの表記を順番に読んでいくと、意外とたどれることが多いんです。分からないままでも、素材はお店で調べてもらえますよ。

名前も年も書いていないように見えるメダルだと、どこから調べればいいか迷ってしまいますよね。

結論から言うと、記念メダルの調べ方は「本体の文字、元号、ケースや箱、大きさと重さ」の4つの手がかりを順に集めることです。この記事では、それぞれの読み方と、調べ切れない時の頼り方をお伝えします。

目次

まず、表と裏に書いてある文字を全部書き出す

最初の一歩

読める文字は、意味が分からなくても全部メモしておきます。行事名、年、発行した団体の名前は、たいてい表か裏のどこかに入っています。

メダルの表は図柄が中心で、文字は外周に沿って小さく入っていることが多いです。裏面には、行事名や年、作った所の名前が入っていることがあります。

文字を集める手順
  1. 明るい窓際で、メダルをケースから出す
  2. 表の外周の文字を、ぐるっと一周読む
  3. 裏面の文字と、縁の刻印を読む
  4. スマートフォンで表・裏・縁を拡大して撮る
  5. 読めた文字を、メモ帳に書き写す

英語やローマ字の文字も、そのまま書き写しておいてください。行事名がアルファベットだけで入っている、ということもあるんです。

素材の刻印も一緒にメモしておく

縁や裏にK18・SV925・純金のような刻印があれば、それも書き写しておきます。何の記念かが分からなくても、素材が分かれば値段の土台が見えてきます。

K18やSV925などの記号の意味は、記念メダルの刻印の見方を見ると一通り分かります。

元号の年から、何の行事かをたどる

メダルを持っている人

裏に「昭和四十五年」とだけ書いてありました。これだけで何か分かりますか?

案内役

昭和45年は1970年なので、大阪で開かれた日本万国博覧会の年です。年が分かると、候補の行事がかなり絞れるんですよ。

最初の一歩

元号の年を西暦に直し、その年の大きな行事と照らし合わせます。オリンピックや万博、皇室の慶事の年は、記念メダルが作られやすい年です。

公的な資料で確かめられた、記念メダルや記念硬貨が出た主な行事を、年の順に並べてみます。

元号の年西暦主な行事
昭和34年1959年皇太子殿下御結婚(造幣局の記念章牌がある)
昭和39年1964年東京オリンピック
昭和45年1970年日本万国博覧会(EXPO’70)
昭和47年1972年札幌オリンピック
昭和50年1975年沖縄国際海洋博覧会
昭和51年1976年天皇陛下御在位50年
昭和57年1982年500円白銅貨幣の発行
昭和61年1986年天皇陛下御在位60年
昭和63年1988年青函トンネル開通・瀬戸大橋開通
平成5年1993年皇太子殿下御成婚
平成10年1998年長野オリンピック

漢数字で「昭和四十五年」のように書かれていることもあります。数字に直してから、表と見比べてみてください。

ただ、年が同じでも、記念メダルの種類は1つとは限りません。同じ行事で、記念硬貨と記念メダルの両方が出ていることもあるんです。

何の記念メダルか調べる順番の図解

ケースや箱、しおりに書かれた文字を読む

最初の一歩

ケースのふたの裏、台座の下、箱の側面、しおりは、発行元や材質を知るいちばんの手がかりです。メダル本体より詳しく書かれていることがよくあります。

例えば1964年の東京オリンピック記念メダルは、東京オリンピック資金財団が発行し、大蔵省造幣局が作り、東京オリンピック記念メダル協会が売ったと国会で説明されています。EXPO’70の記念メダルは、日本万国博記念メダル協会から売り出されました。

ケース・箱の表記分かること
造幣局・大蔵省造幣局造幣局が作ったメダルの可能性
〇〇記念メダル協会・資金財団行事の公式な記念メダルの可能性
奉祝会・〇〇記念会民間の団体が作ったメダルの可能性
材質・品位・量目素材と重さ
限定数・番号作られた数の目安

『ケースはもう捨ててしまった』という方もいますよね。その場合は、本体の文字と大きさ、重さで調べていきましょう。

皇室の記念メダルは、作った所を確かめる

皇室の慶事の奉祝メダルには、民間の業者が作った物が多くあります。宮内庁は1980年の国会で、こうしたメダルに宮内庁が了承を与えたことはないと答えています。

同じ「奉祝」の名前が付いていても、作った所によって素材は純金・純銀・銅・金メッキなど色々です。箱やしおりの発行元の名前を、そのまま書き写しておきましょう。

造幣局のメダルかどうかを見分けるには

最初の一歩

箱や保証書に造幣局の名前があるかを見るのが近道です。ひし形の中に数字が入ったホールマークは、造幣局が品位を証明した印で、作った所の証明ではありません。

造幣局が作ったことが公的な資料で確かめられる記念メダルは、こんな物です。

  • 1964年 東京オリンピック記念メダル
  • 1970年 EXPO’70の記念メダル(白金・金・銀・銅)
  • 1972年 札幌、1998年 長野オリンピックの記念メダル
  • 昭和天皇御在位50年記念貨幣発行記念メダル
  • 1959年 皇太子殿下御結婚記念章牌
  • 今の桜の通り抜け・干支・純金メダルコレクション・国宝章牌など

ここで気をつけたいのが、ホールマークの扱いです。造幣局は事業者からの依頼で品位を試験して印を打っているので、民間の業者が作ったメダルにもこの印が付くことがあります。

造幣局のメダルについては造幣局の記念メダルの価値と買取で詳しく紹介しています。

直径と重さも、調べる時の手がかりになる

最初の一歩

直径と重さを測っておくと、造幣局の販売ページや公的な資料の仕様と照らし合わせられます。素材の見当をつける時にも役立ちます。

例えばEXPO’70の記念メダルは、万博タイムカプセルを作ったパナソニックの資料で、金が直径27mm、銀と銅が34mm、白金が30mmとされています。直径を測るだけで、どのメダルか見当がつくこともあるんです。

直径は定規で、重さはキッチンスケールで測れます。ケースから出して、1枚ずつ測っておきましょう。

調べる前に集めておくこと
  • 表・裏・縁の文字の写真
  • 元号の年と、西暦に直した年
  • ケース・箱・しおりの表記
  • 直径と重さのメモ
  • K18・SV925などの刻印

調べても分からない時は、店で素材を見てもらう

メダルを持っている人

ここまでやっても分からなかったら、もう売れないんでしょうか?

案内役

大丈夫です。何の記念か分からなくても、素材は店の機器で調べてもらえます。金や銀なら、それだけで値段の土台が分かりますよ。

最初の一歩

何の記念メダルか分からないままでも、買取店に相談できます。素材を機器で調べると案内している店や、年代や価値が不明でも買い取ると書いている店があります。

おたからやは、メダルの素材を「専用の機器や刻印から精密に特定いたします」と案内しています。買取大吉も、「年代や価値が不明」な記念コイン・メダルを買取可能としています。

記念メダルの価値には、素材の値段と、記念品としての評価の2つがあります。素材の値段は店ですぐ分かりますが、記念品としての評価は店ごとの見方で変わります。

店頭では、「何の記念メダルか分からないので、素材と、分かれば種類も教えていただけますか」と伝えてみてください。集めておいた写真やメモも、一緒に見せると話が早いですよ。

PR|金・銀・記念メダルの買取

記念メダルの査定額を確かめる

純金・18金・純銀の記念メダルは、金や銀の量をもとに査定してもらえます。店頭のほか出張査定やLINE査定も選べるので、当日の金額を聞いてから売るかどうか決めましょう。

査定料無料公式サイトで査定方法を確認する

買取価格は日々変わります。最新の価格・条件は公式サイトで確認してください。

価値の考え方は記念メダルの価値でも紹介しています。

記念メダルの調べ方でよくある相談

「これは何のメダル?」という相談は、Yahoo!知恵袋にもたくさん寄せられています。3つを選んで、調べ方の順番に沿って答えます。

何の記念メダルで、素材は何か知りたい

写真を見せて、どういう記念メダルか、素材は何かを教えてほしいという相談がありました。裏面に文字があるけれど、意味が分からないという内容です。

まずはその文字を書き写し、元号の年があれば西暦に直してみてください。素材は、刻印が無ければ写真だけでは分からないので、店で調べてもらうのが確実です。

1964年の東京オリンピックの物らしいのに、ネットで出てこない

東京オリンピックの記念メダルのようだけど、ネットで調べても同じ物が出てこない、という相談もありました。

1964年の東京オリンピックの記念メダルは、全国の百貨店約100カ所と時計・貴金属店約2,000店で売る予定だと国会で説明されています。同じ年には記念硬貨もあり、記念の品が色々あるので、同じ画像が見つからないことは珍しくないんです。

造幣局の直径5.5cmの銅色のメダル

造幣局が出した直径約5.5cmの銅色のメダルが、何のメダルか分からないという相談もありました。造幣局の刻印があっても、記念の内容までは刻印から分かりません。

表の図柄の文字や年、ケースの表記を手がかりにしてみてください。どうしても分からない時は、造幣局製のメダルを扱っている買取店に写真を見せて相談してみましょう。

調べても分からない時の相談の流れの図解

よくある質問

記念メダルの調べ方で、まず何から始めればいいですか?

表・裏・縁の文字を全部書き出すことから始めましょう。元号の年が分かれば西暦に直し、その年の行事と照らし合わせます。

ホールマークがあれば造幣局が作ったメダルですか?

そうとは限りません。ホールマークは造幣局が品位を証明した印で、民間の業者が作ったメダルにも付くことがあります。

何の記念か分からないメダルでも売れますか?

相談できます。素材を機器で調べると案内している店や、年代や価値が不明でも買取可能と書いている店があります。

まとめ

この記事の要点
  • 表・裏・縁の文字を全部書き出すのが最初の一歩
  • 元号の年を西暦に直し、オリンピックや万博などの行事と照らす
  • ケース・箱・しおりには、発行元や材質が書かれていることが多い
  • ホールマークは品位の証明で、造幣局製の証明ではない
  • 分からなくても、素材は店で調べてもらえる

正体が分かったら、記念メダルの買取ガイドで売り方を確かめてみてください。純金・純銀かどうか気になる時は記念メダルは本物?も役立ちます。

記念メダル買取.jp

記念メダル買取.jp 編集部

家にある記念メダル(純金・純銀・造幣局のメダル、オリンピック・万博・天皇記念・干支・大会メダルなど)を納得して手放すために、素材と刻印の見分け方、重さからの値段の計算、記念硬貨との違い、売る店の選び方を、公的機関の情報と公表価格をもとに整理している情報サイトです。 公式サイト

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