記念メダルのセットを売るなら、ばらす?金・銀・銅セットの査定

記念メダルのセットを売る時の考え方のアイキャッチ。無地の金色・銀色・銅色のメダル3枚が並んだケース

当サイトの記事は、造幣局・財務省・国税庁など公的機関の情報、日本ジュエリー協会の表示規定、田中貴金属工業の公表価格、各買取店の公式情報、Yahoo!知恵袋などの公開された声をもとに編集部が独自に執筆しています。金・銀の価格や買取価格は記事執筆日時点の参考値で、日々変わります。

押し入れの奥から、金・銀・銅の記念メダルが3枚並んだケースが出てきた。売るならセットのままか、1枚ずつか、迷いますよね。

メダルを持っている人

オリンピックの記念メダルが3枚入ったケースがあります。ばらして売った方が得なんでしょうか?

案内役

まずはケースごと見てもらうのがおすすめです。値段は1枚ずつの素材で決まりますが、そろっていることを評価する店もあるんですよ。

結論から言うと、記念メダルのセットを売る時は、ばらさずケースに入れたまま査定に出し、内訳を1枚ずつ聞くのが一番迷いません。

この記事を読めば、金・銀・銅それぞれに何がつくのか、銅だけ残すという選び方まで分かります。

目次

記念メダルのセットはどうやって値段が決まる?

値段の中身は「1枚ずつの素材」の合計

貴金属の買取店では、記念メダルは中に含まれる金・銀の量で評価されるのが基本です。セットの値段も、金のメダル・銀のメダル・銅のメダルを別々に見た合計が土台になります。

『3枚セットだから3倍』とはならないんです。同じケースに入っていても、素材が違えば1gあたりの値打ちがまったく違います。

例えば1964年の東京オリンピック記念メダルは、造幣局が作ったメダルで、金は18金、銀はスターリング・シルバー、銅は丹銅でした(1964年3月の国会での説明)。

セットの中の1枚素材値段の決まり方
金のメダル18金(K18)金の量で決まる。セットの値段のほとんどを占める
銀のメダルスターリング・シルバー(SV925)銀の量で決まる。金の約75分の1の単価
銅のメダル丹銅貴金属としての値段はつきにくい

金と銀の単価は、2026年10月20日17時の田中貴金属工業の公表価格で、金22,773円・銀304.15円でした。銀は金の約75分の1の値段なんです。

金・銀・銅、それぞれの目安はどれくらい?

メダルを持っている人

じゃあ、金のメダルだけでいくらくらいになるんですか?

案内役

重さと純度が分かれば、目安を自分で出せますよ。東京オリンピックのセットで計算してみましょう。

東京オリンピック記念メダル1枚ごとの重さは、公的な記録では確認できませんでした。ここでは、金貨買取本舗の公式サイトの説明「金メダルはK18・重さ7.2g、銀メダルはSilver 925・重さ18.6g」を前提に置いて計算します。

1枚前提の重さ1gあたりの目安素材としての目安
金(K18)7.2g17,079.75円約122,974円
銀(SV925)18.6g281.34円約5,233円
銅(丹銅)15.4g公表価格なし計算しない

これは2026年10月20日17時の田中貴金属の店頭買取価格で出した記事執筆日時点の参考値です。地金の価格で、メダルの買取価格そのものではありません。

ちなみに金貨買取本舗の品目ページには、2026年10月21日に「1964年東京オリンピック記念金メダル 買取価格 ¥113,200」と表示されていました。上の目安より少し低い水準で、金の量が値段の土台になっている例と読めます。

計算のしかた

1gあたりの価格×純度×重さで出します。K18なら純度は0.75です。くわしい早見表は記念メダルの買取価格にまとめています。

ばらして売る?セットのまま売る?

結論はシンプルで、査定にはセットのまま出すのがおすすめです。理由は、ばらすメリットが査定の前にはほとんど無いからなんです。

おたからやの公式サイトのよくある質問には、1964年の東京オリンピック記念メダルについて「金・銀・銅がセットで揃っているものはコレクションとしての評価が非常に高くなりやすい傾向」と書かれています。EXPO’70の記念メダルにも同じ趣旨の回答があります。

セットのまま出す
  • そろっていることを評価する店がある
  • ケースが傷みにくく、持ち運びが楽
  • 何のセットかを店がすぐ見分けられる
ばらしてから出す
  • そろっている評価が無くなることがある
  • ケースや台紙をなくしやすい
  • どれが同じセットか分からなくなる

『でも、金だけ売りたい場合は?』と思いますよね。それも大丈夫です。ケースごと持っていき、店で「金だけ売りたい」と伝えれば済みます。

ばらすかどうかは、提示額の内訳を聞いてから決めても遅くありません。

ケースから出して持ち歩かない

3枚をばらしてポケットや袋に入れると、こすれて細かい傷がつくことがあります。特に銀は傷が目立ちやすいので、ケースに入れたまま運びましょう。

銅のメダルだけ手元に残してもいい?

メダルを持っている人

銅のメダルは値段がつきにくいなら、記念に残しておこうかなと思っています。

案内役

それも立派な選び方ですよ。銅の分は金額への影響が小さいことが多いので、思い出として手元に置いておく方も多いはずです。

銅のメダルの扱いは、店によって書き方が違います。バイセルのコラムは丹銅のメダルについて「素材価値はほとんどありません」と書いています。

一方で、買取まねきやの店舗ブログには東京オリンピック記念の銅メダル(丹銅製)の買取例があります。なので「銅は売れない」とも言い切れません。

選び方向いている人気をつけること
3枚まとめて売る手元に残す予定がない内訳を1枚ずつ聞いておく
金・銀だけ売る記念に1枚は残したいそろっている評価が下がらないか聞く
全部残す家族の思い出を大事にしたい刻印と重さのメモだけ作っておく

銅のメダルを残す時は、店で「銅だけ残すと金額は変わりますか?」と一言聞いてみてください。差が小さければ、気持ちよく残せますよね。

銅のメダルの考え方は銅メダル・丹銅の記念メダルは売れる?でもくわしく書いています。

セットを売る前の手順

記念メダルのセットを売るまで
  1. ケースのふた・台紙・説明書きを見て、何の記念のセットかメモする
  2. 1枚ずつの刻印(K18・SV925など)を確かめる
  3. 量れるなら、ケースから出さずに無理のない範囲で重さをメモする
  4. ケースごと査定に出し、1枚ずつの内訳を聞く
  5. 全部売るか、一部を残すかを決める

重さは、ケースから出すのが不安ならメモしなくても大丈夫です。店ではメダルだけを量って計算します。

EXPO’70の記念メダルのセットは、金・銀・銅の重さが公式の記録で確認できませんでした。手元で量るか、店で量ってもらってから目安を出しましょう。

店によっては、扱っているセットが限られることもあります。大黒屋の「記念メダル買取価格表(日本)」には札幌オリンピックとEXPO’70の3枚セットが載っていて、2026年10月20日更新でどちらも「ASK」でした。価格表に載っていないメダルは買い取っていない場合があると書かれているので、事前に問い合わせておくと安心です。

セットのまま見てもらって、内訳を聞いてから決める。この順番なら、あとで後悔しにくいです。

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記念メダルの査定額を確かめる

純金・18金・純銀の記念メダルは、金や銀の量をもとに査定してもらえます。店頭のほか出張査定やLINE査定も選べるので、当日の金額を聞いてから売るかどうか決めましょう。

査定料無料公式サイトで査定方法を確認する

買取価格は日々変わります。最新の価格・条件は公式サイトで確認してください。

売る店の選び方から手続きまでの全体の流れは記念メダルの買取ガイドで案内しています。

記念メダルのセットでよくある相談

Yahoo!知恵袋などに寄せられているセットの相談から、3つ取り上げます。

記念メダルのセットは1枚ずつの素材の合計で値段が決まることを示した図解

東京オリンピックの金・銀・銅セットが出てきた。価値は?

古い東京オリンピック記念メダルの3枚セットが出てきて、価値を知りたいという相談です。

ポイントは金のメダルです。1964年の大会のセットなら金は18金なので、重さを量ればK18の単価で目安が出せます。銀はスターリング・シルバー、銅は丹銅です。

ただ、東京オリンピックの名前がついたメダルには、別の大会や民間の記念品もあります。刻印と重さで素材を確かめるのが先です。

大阪万博の記念メダルセットを引き取ってほしい

大阪万博の記念メダルセットを手放したいけれど、どこに出せばいいか分からないという相談です。

EXPO’70の記念メダルは造幣局製で、パナソニックの万博タイムカプセルの資料では金は18K、銀はスターリングシルバー、銅は丹銅とされています。金・銀が入っていれば、貴金属の買取店で値段がつきます。

くわしくは大阪万博記念メダルセットの買取価格を見てみてください。

札幌オリンピックの3枚セット、今後値上がりする?

札幌オリンピックの記念メダル3枚セットを売るか、待つか迷っているという相談です。

先の値段の動きは、この記事では予想しません。札幌オリンピックの記念メダルは造幣局が作ったことが年史で確認できますが、素材や重さは公式の記録で確認できませんでした。

まずは刻印を見て、店で今日の内訳を聞いてみましょう。決めるのはそれからで十分です。札幌のセットは札幌オリンピック記念メダルの買取価格でもくわしく書いています。

セットのまま査定に出して内訳を聞く流れの図解

よくある質問

ケースが無くなったセットも売れますか?

1枚ずつでも査定してもらえます。値段は素材の量が土台なので、ケースが無くても金・銀のメダルには値段がつきます。付属品の扱いは別の記事でくわしく書いています。

3枚のうち1枚だけ売ることはできますか?

できます。ケースごと持っていき、売りたいメダルを伝えれば大丈夫です。そろっている評価がどう変わるかも聞いておきましょう。

セットの中の金のメダルが本物か分かりません。

まず刻印を見てください。K18や750などの刻印があっても、最終的には店の機器で確かめてもらうのが確かです。

セットは宅配で送っても大丈夫ですか?

宅配買取をしている店なら送れます。ケースが動かないよう緩衝材で包み、送る前に写真を撮っておくと安心です。

まとめ

この記事の要点
  • 記念メダルのセットは、金・銀・銅を1枚ずつ見た合計で値段が決まる
  • 金のメダルの分が大きく、銅には貴金属としての値段がつきにくい
  • 査定にはばらさずケースごと出し、内訳を聞いてから決める
  • そろっていることを評価する店もあるので、ばらすのは急がない
  • 銅のメダルだけ記念に残すのも立派な選び方
記念メダル買取.jp

記念メダル買取.jp 編集部

家にある記念メダル(純金・純銀・造幣局のメダル、オリンピック・万博・天皇記念・干支・大会メダルなど)を納得して手放すために、素材と刻印の見分け方、重さからの値段の計算、記念硬貨との違い、売る店の選び方を、公的機関の情報と公表価格をもとに整理している情報サイトです。 公式サイト

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