当サイトの記事は、造幣局・財務省・国税庁など公的機関の情報、日本ジュエリー協会の表示規定、田中貴金属工業の公表価格、各買取店の公式情報、Yahoo!知恵袋などの公開された声をもとに編集部が独自に執筆しています。金・銀の価格や買取価格は記事執筆日時点の参考値で、日々変わります。
大会のロゴが入った金色のメダルが、引き出しにしまったままになっている。『2020東京オリンピックの記念メダルって、売ったら値段がつくの?』と気になりますよね。
結論から言うと、東京2020の記念メダルは「何の素材か」と「お金(記念貨幣)なのか、メダルなのか」で扱いが大きく変わります。
ここでは、公的な記録で分かっていることと、手元の1枚を見分けて買取に出すまでの確かめ方を見ていきます。
東京2020の時に買った、金色のメダルがあります。オリンピックの記念メダルなら、少しは値段がつくんでしょうか?
まずは裏や縁に「1万円」「千円」のような額面があるか、素材の刻印があるかを見てみましょう。そこで、どういう物かがだいたい分かりますよ。
東京2020に「公式の記念メダル」はあったの?
造幣局が東京2020で販売したと確かめられたのは、記念貨幣(1万円金貨・千円銀貨など)だけです。造幣局製の「東京2020記念メダル」が売られた記録は、造幣局のサイトで見つかりませんでした。
1964年の東京大会では、財団が発行して大蔵省造幣局が作った記念メダルがありました。素材も金は18金と国会の説明で分かっています。
一方、東京2020については、公式な記念メダルがあったのかどうか自体を公的な資料で確かめられなかったんです。
大会の名前やマークが入ったメダル型の記念品は、いろいろな形で出回っています。そのため「東京2020の記念メダル」と呼ばれていても、中身は1つ1つ違うと考えておくのが安心です。
| 手元の物 | 分かっていること | 値段の考え方 |
|---|---|---|
| 1万円金貨・千円銀貨(額面がある) | 造幣局が販売した記念貨幣 | お金なので額面で使える。買取は店に確認 |
| 金・銀の刻印があるメダル(額面がない) | 素材は刻印と重さで確かめる | 金・銀の量が値段の土台 |
| 刻印のない金色・銀色のメダル | メッキや別の金属の可能性 | 貴金属としての値段はつきにくい |
| 選手に渡された入賞メダル | 銀製の円盤に純金で金張り | 記念メダルとは別物 |
1964年の大会の記念メダルについては、1964東京オリンピック記念メダルの価値でくわしく見ています。
記念貨幣とメダルは、どう見分ける?
「記念メダル」だと思っていたら、実はお金だった、ということもあるんですか?
ありますよ。東京2020では記念貨幣がたくさん出ているので、まず額面があるかを見てみてください。
造幣局は、東京2020の記念貨幣として1万円金貨や千円銀貨のプルーフ貨幣を販売しています。2019年1月30日の造幣局の発表では、千円銀貨幣「陸上競技」の販売価格は9,500円でした。
記念貨幣は、法律で決まったお金です。造幣局の貨幣Q&Aには、記念貨幣も「貨幣として使用可能」で、使う時は「額面価格での使用」になると書かれています。
逆に、記念メダルはお金ではありません。造幣局は自社の記念メダルの販売ページに「この製品は貨幣ではありません」と書いています。
- 「10000円」「1000円」などの額面が刻まれているか見る
- 「日本国」の文字があるか見る
- 縁や裏に「K24」「SV1000」などの素材の刻印があるか見る
- ケースや説明書に「記念貨幣」「メダル」のどちらと書いてあるか確かめる
『名前に「メダル」と付いているから、メダルだと思っていた』という方もいるはずです。名前より、額面の有無で見分けるのが確かですよ。
記念硬貨とメダルの違いは記念メダルと記念硬貨の違いにもまとめています。
入賞メダルの金メダルは純金?
『オリンピックの金メダルなら、純金なんじゃないの?』と思いがちですよね。
文部科学省の教材資料によると、東京2020の入賞メダルの金メダルは「銀製の円盤に6グラム以上の純金で金張りしたもの」です。純金ではないんです。
入賞メダルは選手に渡された物で、記念に売られたメダルとは別物です。家にある東京2020のメダルは、ほとんどが記念品として買ったり、もらったりした物のはずです。
入賞メダルについてはオリンピックの金メダルは売れる?で紹介しています。
素材が分かったら、値段の目安はこう出す
金・銀の刻印があるメダルなら、その日の金・銀の1gの値段×純度×重さで、素材としての目安が出せます。
基準には、田中貴金属工業が2026年10月20日17時に公表した店頭買取価格(税込)を使います。金は22,773円/g、銀は304.15円/gです。記事執筆日時点の参考値で、地金の価格です。
| 刻印 | 1gあたりの基準 | 例えば20gなら(計算値) |
|---|---|---|
| K24・純金・999 | 22,773.00円 | 455,460円 |
| K18・750 | 17,079.75円 | 341,595円 |
| SV1000・純銀 | 304.15円 | 6,083円 |
| SV925 | 281.34円 | 5,627円 |
ここが大事なところです。これはメダルに入っている金や銀の量だけで見た目安で、メダルの買取価格そのものではありません。店の単価や手数料で提示額は変わります。

刻印が見当たらない金色のメダルや、「GP」の刻印がある物は、金めっきの可能性があります。日本ジュエリー協会の表示規定では、GPは金めっきを表す記号なんです。
メッキのメダルの扱いは店によって違います。くわしくは金メッキ・銀メッキの記念メダルは売れる?で見ています。
東京2020の記念メダルでよくある相談
レプリカの金メダルは、買っても価値がある?
ネット通販で売られている東京オリンピックのレプリカの金メダルについて、買っても大丈夫かという相談です。
レプリカは、入賞メダルの形をまねた記念品です。素材は商品ごとに違うので、商品の説明に何の金属か、金めっきかどうかが書かれているかを見てみてください。
売る時の値段は、デザインよりも素材で決まることが多いです。金めっきや別の金属なら、貴金属としての値段はつきにくいと考えておきましょう。『記念に飾りたい』という気持ちで選ぶなら、それも十分すてきな使い方ですよ。
記念貨幣のケースに入っている物は、メダルと同じ店で売れる?
記念貨幣とメダルが同じ箱に入っていて、まとめて売れるのか迷う、という相談もよくあります。
店によって扱いが違います。例えば、RE:TANAKA(田中貴金属)は「円表記のある法定通貨」を買取できない物に挙げています。一方で、記念硬貨とメダルの両方を扱う店もあります。
持ち込む前に「記念貨幣と記念メダルが混ざっていますが、両方見てもらえますか?」と聞いておくと安心です。
売る前に家でやっておきたいこと
店に持って行く前に、やっておくことはありますか?
額面と刻印を確かめて、重さを量っておくだけで十分ですよ。磨かずにそのまま持って行きましょう。
- 額面があるかを見て、記念貨幣とメダルを分ける
- メダルの縁と裏の刻印をルーペやスマホで確かめる
- キッチンスケールで1枚ずつ重さを量ってメモする
- ケースや説明書があれば一緒にまとめる
- 磨かずに、何か所かの店で見てもらう
おたからやは、メダルの素材を「専用の機器や刻印から精密に特定いたします」と公式に書いています。刻印が読めない時も、店で調べてもらえば話は進みます。

金や銀の刻印があったら、素材の値段がつくメダルです。実際の提示額は、店で見てもらって確かめてみてください。
PR|金・銀・記念メダルの買取
記念メダルの査定額を確かめる
純金・18金・純銀の記念メダルは、金や銀の量をもとに査定してもらえます。店頭のほか出張査定やLINE査定も選べるので、当日の金額を聞いてから売るかどうか決めましょう。
査定料無料公式サイトで査定方法を確認する買取価格は日々変わります。最新の価格・条件は公式サイトで確認してください。
『大会の思い出だし、手放すのはもったいない』と感じるなら、残しておくのも1つの選び方です。売り方の全体は記念メダルの買取ガイドにまとめています。
よくある質問
2020東京オリンピックの記念メダルは、造幣局が作った物ですか?
造幣局が東京2020で販売したと確かめられたのは記念貨幣だけで、造幣局製の記念メダルの記録は見つかりませんでした。手元の物は、刻印やケースの表書きで確かめてみてください。
東京2020の千円銀貨は、メダルとして売るのですか?
千円銀貨は額面のある記念貨幣で、お金として額面で使えます。買い取ってもらえるかは店によるので、問い合わせてみてください。
金色のメダルに刻印がありません。売れますか?
刻印が無い物は、金めっきや別の金属のこともあります。店で素材を調べてもらい、扱えるかどうかを聞いてみてください。
東京2020の記念メダルと、1964年の記念メダルは同じ扱いですか?
1964年の物は、金は18金、銀はスターリング・シルバー、銅は丹銅と公的な記録で分かっています。東京2020の物は素材が1つ1つ違うので、刻印と重さで確かめる必要があります。
まとめ
- 東京2020で造幣局が販売したと確かめられたのは記念貨幣だけ
- 額面がある物は記念貨幣(お金)、無い物はメダル
- 入賞メダルの金メダルは銀製の円盤に純金で金張りした物
- 金・銀の刻印があれば、1g単価×純度×重さで素材の目安が出せる
- GPや刻印なしの金色は、貴金属としての値段がつきにくい
- 磨かずに、刻印と重さをメモして店で見てもらう







コメント