オリンピックの金メダルを売るとどうなる?純金かどうかと記念メダルの値段

無地の金色のメダルとはかりのイメージ、「金メダルは純金?」の文字

当サイトの記事は、造幣局・財務省・国税庁など公的機関の情報、日本ジュエリー協会の表示規定、田中貴金属工業の公表価格、各買取店の公式情報、Yahoo!知恵袋などの公開された声をもとに編集部が独自に執筆しています。金・銀の価格や買取価格は記事執筆日時点の参考値で、日々変わります。

メダルを持っている人

実家の棚から、オリンピックの金メダルらしき物が出てきました。これって売ると、かなりの値段になるんでしょうか?

案内役

まずは、それが「選手に渡されたメダル」なのか「記念に売られたメダル」なのかを見分けましょう。家から出てくるのは、ほとんどが記念メダルなんです。

「オリンピックの金メダル」と聞くと、純金のずっしりした物を思い浮かべますよね。『売るとすごい金額になるのでは』と期待する方も多いはずです。

結論から言うと、オリンピックの金メダルは純金ではありません。そして家で見つかる金メダルの多くは、大会の記念として販売された記念メダルです。

この記事では、金メダルを売る前に確かめたい素材の話と、記念メダルの値段の出し方をお伝えします。

目次

オリンピックの金メダルは純金なの?

結論から

選手に渡される金メダルは純金ではありません。東京2020の金メダルは、銀の円盤に純金を張った物だと文部科学省の資料に書かれています。

実は、オリンピックの金メダルの中身は銀なんです。文部科学省の教材資料では、東京2020の金メダルを「銀製の円盤に6グラム以上の純金で金張りしたもの」と説明しています。

つまり、純金でできているのは表面だけです。『金メダル=純金』と思っていた方には、少し意外かもしれませんね。

項目内容出どころ
東京2020の金メダル銀製の円盤に6グラム以上の純金で金張り文部科学省の教材資料
1964年東京大会の入賞メダル造幣局が製造造幣局『造幣局のあゆみ』
札幌1972・長野1998の入賞メダル造幣局が製造造幣局『造幣局のあゆみ』

選手に渡される入賞メダルは、その大会のためだけに作られた特別な物です。売り買いの是非や値段については、この記事では扱いません。

ここから先は、家で見つかりやすい「記念メダル」の話を中心に進めますね。

家にある「オリンピックの金メダル」はたいてい記念メダル

メダルを持っている人

箱に「オリンピック記念メダル」と書いてあります。選手のメダルとは違う物なんですか?

案内役

はい、別物です。大会の資金を集めるために、一般の人向けに売られたメダルなんですよ。

結論から

大会の時には、選手用の入賞メダルとは別に、誰でも買える記念メダルが作られてきました。祖父母の家から出てくるのは、こちらの記念メダルがほとんどです。

代表的なのが、1964年の東京オリンピック記念メダルです。1964年3月の国会で、資金財団の事務局長が中身を説明しています。

項目1964年 東京オリンピック記念メダル
発行財団法人東京オリンピック資金財団
製造大蔵省造幣局
素材金は18金、銀はスターリング・シルバー、銅は丹銅
当時の予定価格金5,000円、銀800円、銅200円
売り方基本はバラ売りで、セットは一部だけ

ここで大事なところです。記念メダルの「金」は純金ではなく18金なんです。

札幌1972と長野1998の記念メダルも、造幣局が作ったことが造幣局の年史に書かれています。ただ、素材や重さは公式の記録で確認できませんでした。

東京2020については、造幣局が販売した記録で確認できたのは記念貨幣だけです。「東京2020の記念メダル」を持っている時は、刻印と重さから素材を確かめていきましょう。

オリンピックの入賞メダルと記念メダルの違いを示した図解
入賞メダルか記念メダルかを見分ける手がかり
  • 箱やしおりに「記念メダル」の文字があるか
  • 金・銀・銅が3枚そろったケースに入っているか
  • 縁や裏面にK18・SV925などの刻印があるか
  • 家族の誰かが大会に出場した記録があるか

記念の金メダルを売る時の値段はどう決まる?

結論から

貴金属の買取店では、まず「含まれている金の量」で値段の土台が決まります。18金なら、重さ×金の純度×金の価格で目安が出せます。

記念メダルの値段の考え方は、思ったよりシンプルです。素材が18金なら、金の純度は75%なので、重さに金の価格と純度を掛けて目安を出します。

田中貴金属が2026年10月20日17時に公表した金の店頭買取価格は22,773円/g(税込)でした。18金に換算すると、1gあたり約17,079円です。

18金の記念メダルの重さ金の量だけで見た目安(計算値)
3g51,239円
10g170,798円
20g341,595円
30g512,392円

この表は、記事を書いた時点の参考値です。地金の価格をもとにした計算なので、メダルの買取価格そのものではありません。

1964年東京オリンピックの金メダルで計算すると

金貨買取本舗の公式サイトでは、1964年の記念金メダルを「K18・重さ7.2g」と説明しています。この重さで計算すると、金の量だけで見た目安は約122,974円です。

同じ店の品目ページには、2026年10月21日に「1964年東京オリンピック記念金メダル」の買取価格として113,200円が表示されていました。素材の目安と近い金額なんです。

記念メダルでも、まずは金の量が値段の土台になる、という例として覚えておくと分かりやすいですよ。

補足

重さ7.2gは買取店の説明にある値で、公的な資料では確認できていません。手元のメダルは、家のはかりで量ってから計算してみてください。

実際の提示額は、店の1gあたりの単価や純度の判定で変わります。収集品としての評価を加える店もあるので、数字は店で聞いてみるのが一番です。

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記念メダルの査定額を確かめる

純金・18金・純銀の記念メダルは、金や銀の量をもとに査定してもらえます。店頭のほか出張査定やLINE査定も選べるので、当日の金額を聞いてから売るかどうか決めましょう。

査定料無料公式サイトで査定方法を確認する

買取価格は日々変わります。最新の価格・条件は公式サイトで確認してください。

オリンピックの金メダルについてよくある相談

Yahoo!知恵袋にも、オリンピックの金メダルにまつわる相談が寄せられています。よく見かける3つにお答えしますね。

金メダルって純金なんですか?

『金メダルなんだから純金でしょう』という素朴な疑問は、とても多いです。答えは、選手のメダルも記念メダルも、純金とは限らない、です。

選手の金メダルは銀に金を張った物で、1964年の記念メダルは18金でした。手元のメダルは、刻印を見るのが一番の近道です。

オリンピックの金メダルって売ってもいいの?

選手が受け取ったメダルを手放していいのか、という相談もありました。入賞メダルの売り買いの是非は、この記事ではお答えしていません。

家にある物が記念メダルなら、一般に販売された品なので、買取店に査定を頼むことができます。まずは箱やしおりで、記念メダルかどうかを確かめましょう。

子どもの頃に大会でもらった金メダルは換金できる?

小学生の陸上大会でもらった金メダルや銀メダルは換金できるか、という相談も見かけます。こうしたメダルは、オリンピックの記念メダルとは作りがまったく違います。

刻印が無ければ、金や銀かどうかは外から分かりません。大会でもらったメダルの扱いはスポーツ大会のメダルは売れる?で紹介しています。

記念の金メダルを売る前にやっておくこと

結論から

刻印を見て、重さを量り、ケースや付属品をそろえる。この3つを済ませてから店に持ち込むと、提示額の意味がよく分かります。

メダルを持っている人

刻印を見ても、文字が小さくてよく分かりません。どうすればいいですか?

案内役

スマホのカメラで拡大して撮ると読みやすいですよ。それでも分からなければ、店で「刻印も一緒に見てください」と頼んで大丈夫です。

売る前の手順
  1. 縁や裏面にK18・SV925などの刻印があるか見る
  2. キッチンスケールで1枚ずつ重さを量る
  3. 18金なら上の表で目安を出しておく
  4. ケース・箱・しおりをそろえる
  5. 研磨剤などで磨かず、そのまま持ち込む

店では「金メダルの重さと、1gあたりの単価を教えてください」と聞いてみてください。目安と比べると、提示額の中身が見えてきます。

金色のメダルが本当に金なのかは、金メダルは売れる?「金メダル」の素材と買取価格の確かめ方で詳しく紹介しています。

記念の金メダルを売る前にやることをまとめた図解
よくある失敗

きれいに見せようとして、金属磨きで表面を磨いてしまうことがあります。細かな傷がつくこともあるので、ほこりを払う程度にしておきましょう。

よくある質問

オリンピックの金メダルは何でできていますか?

東京2020の金メダルは、銀製の円盤に6グラム以上の純金で金張りした物だと文部科学省の資料に書かれています。純金ではありません。

1964年の東京オリンピック記念メダルの金は純金ですか?

1964年3月の国会での説明では、記念メダルの金は18金です。純金ではないので、計算には18金の純度を使います。

記念の金メダルの買取価格はいくらですか?

重さと純度で目安が変わります。18金で10gなら、2026年10月20日の田中貴金属の公表価格で約170,798円が金の量だけで見た目安です。

金・銀・銅のセットはばらして売った方がいいですか?

そろっていることを評価すると書く店もあります。まずはセットのまま査定に出し、内訳を聞いてから決めるのがおすすめです。

まとめ

この記事の要点
  • 選手に渡される金メダルは純金ではない
  • 家にある金メダルの多くは、大会の記念メダル
  • 1964年東京大会の記念メダルの金は18金
  • 値段の土台は金の量。重さ×純度×金の価格で目安を出す
  • 刻印・重さ・付属品を確かめてから店へ

オリンピックのメダル全体の売り方はオリンピック記念メダルの買取、記念メダル全般は記念メダルの買取ガイドもあわせて読んでみてください。

記念メダル買取.jp

記念メダル買取.jp 編集部

家にある記念メダル(純金・純銀・造幣局のメダル、オリンピック・万博・天皇記念・干支・大会メダルなど)を納得して手放すために、素材と刻印の見分け方、重さからの値段の計算、記念硬貨との違い、売る店の選び方を、公的機関の情報と公表価格をもとに整理している情報サイトです。 公式サイト

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