造幣局の記念メダルの価値は?造幣局製の種類と素材の見分け方

造幣局の記念メダルの価値のアイキャッチ。無地の金色・銀色・銅色のメダルとルーペ、はかり

当サイトの記事は、造幣局・財務省・国税庁など公的機関の情報、日本ジュエリー協会の表示規定、田中貴金属工業の公表価格、各買取店の公式情報、Yahoo!知恵袋などの公開された声をもとに編集部が独自に執筆しています。金・銀の価格や買取価格は記事執筆日時点の参考値で、日々変わります。

箱に「造幣局」と書かれた記念メダルが出てきて、どれくらいの価値があるのか気になっている方も多いはずです。国の機関が作った物だと思うと、扱いにも迷いますよね。

メダルを持っている人

実家の引き出しから、造幣局の箱に入った記念メダルが出てきました。造幣局製なら、それだけで価値があるものなんでしょうか?

案内役

造幣局製かどうかより、まず「何の金属でできているか」を見るのが近道なんです。造幣局の記念メダルには純金も純銀も丹銅もあって、値段の差はそこで大きく開きますよ。

結論から言うと、造幣局の記念メダルの価値は「素材と重さ」で大きく決まり、買取でもまずそこを見られます。

この記事では、造幣局製のメダルの種類と見分け方、売る時に何を確かめればいいかが分かります。

目次

造幣局が作っているのは貨幣だけじゃない

記念メダルは「お金」ではなく工芸品

造幣局は貨幣のほかに、記念メダルなどの「金属工芸品」も作っています。造幣局自身が販売ページで「この製品は貨幣ではありません」と書いていて、額面で使えるお金とは別の物です。

造幣局というと硬貨を作るところ、というイメージが強いですよね。実は、勲章や記念メダル、章牌(しょうはい)なども長く作ってきた機関なんです。

造幣局の説明では、貨幣や勲章の製造で培った技術を活かして金属工芸品を作っているとされています。閣議決定によって、受けられるのは「公共性の高い金属工芸品」に限られています。

造幣局が作る物どんな物かお金として使える?
貨幣(記念貨幣を含む)法律で決まった通貨。額面がある使える(額面の金額で)
記念メダル・章牌行事や題材を記念した金属工芸品使えない
勲章国の栄典で授与される物売り買いの対象として考えない

『記念硬貨と記念メダルって同じじゃないの?』と思う方もいるかもしれません。同じ行事で両方が出ていることも多いので、混ざってしまうのは自然なことです。

見分け方は、額面(〇〇円)が刻まれているかどうかです。額面があれば貨幣、無ければメダルと考えて、詳しくは記念メダルと記念硬貨の違いも見てみてください。

造幣局製の記念メダルにはどんな種類がある?

メダルを持っている人

造幣局のメダルって、どんな種類があるんですか?うちのが何なのか、まず知りたいです。

案内役

今も毎年のように出ているシリーズと、昔の行事で作られたメダルの2つに分けると分かりやすいですよ。今の物は造幣局のページに材質や重さが載っているので、調べやすいんです。

今の造幣局が販売しているシリーズ

2026年10月21日時点の造幣局サイトで確認できた、主なシリーズの仕様です。価格は造幣局の表記で、消費税・送料込みの販売価格です。

シリーズ材質直径重さ販売価格の例
桜の通り抜け記念メダル(令和8年・金)純金40mm約95g3,670,000円
桜の通り抜け記念メダル(令和8年・銀)純銀55mm約135g100,000円
桜の通り抜け記念メダル(令和8年・銅)丹銅55mm約110g12,000円
純金干支メダル(令和9年 未)純金40mm約95g3,080,000円
純金メダルコレクション(星座・植物・四季)純金26.0mm約15g530,000円(2026年 蠍座)
国宝章牌(鳥獣人物戯画・金)純金35mm約45g1,010,000円
記念貨幣発行記念メダル(EXPO2025)純銀60mm約160g51,000円

同じ「造幣局の記念メダル」でも、素材は純金・純銀・丹銅に分かれています。重さも約15gから約160gまで幅があるんです。

シリーズごとの詳しい話は、純金干支メダルの買取、桜の通り抜け記念メダルの価値、国宝章牌の純金メダルの買取、記念貨幣発行記念メダルとはにまとめています。

昔の行事で作られた造幣局製のメダル

造幣局の年史や公的な資料で、造幣局が作ったと確認できる昔の記念メダルもあります。

  • 1964年の東京オリンピック記念メダル(金は18金、銀はスターリングシルバー、銅は丹銅)
  • 1970年の日本万国博覧会(EXPO’70)記念メダル(白金・金・銀・銅の4種)
  • 1972年の札幌、1998年の長野のオリンピック記念メダル
  • 1976年の昭和天皇御在位50年記念貨幣発行記念メダル(造幣局で最初の発行記念メダル)
  • 1982年の500円白銅貨幣発行記念メダル

ただ、このうち多くは、1枚ごとの重さや当時の価格が公的な記録で確認できませんでした。手元のメダルは、刻印と重さで確かめる前提で考えておきましょう。

「造幣局製」と言えない記念メダルもあります

皇室の慶事などの奉祝メダルには、民間の業者が作って売った物が多くあります。宮内庁は1980年の国会で、一般の業者が記念メダルを作って売っていて、宮内庁として了承を与えたものではないと答えています。名前が似ていても、造幣局製とは限りません。

造幣局製かどうか・素材は何かを見分けるには

見るのは「ホールマーク」と「重さ」

今の造幣局製の金・銀メダルには、裏面や側面に造幣局の品位証明(ホールマーク)が打たれています。これと重さが分かれば、素材としての目安まで出せます。

『造幣局の箱に入っているから、中身も純金かな』と期待したくなりますよね。ただ、箱だけでは素材までは分かりません。

ここが大事なところです。造幣局の記念メダルには丹銅のメダルもあるので、メダル本体の刻印を確かめることが出発点になります。

ホールマークの形と数字

造幣局のホールマークは、日の丸とひし形の中に、千分率の品位の数字が入った形です。

ひし形の中の数字意味
999純金・純銀(K24相当)
1000古い表示。今の999と同じ品位
916K22相当
750K18相当
925スターリングシルバー(銀925)

「K18」や「Pt900」とだけ打たれた刻印は、造幣局の証明ではありません。造幣局のホールマークは任意の制度なので、マークが無くても本物の貴金属ということもあります。

なお、1964年や1970年ごろのメダルにホールマークがあるかどうかは、公的な資料で確認できませんでした。昔のメダルは、刻印の文字と重さを合わせて見るのがおすすめです。刻印の読み方は記念メダルの刻印の見方で詳しく紹介しています。

手元のメダルで確かめること
  • 裏面や側面に、日の丸とひし形のマークがあるか見る
  • ひし形の中の数字(999・925など)を読む
  • 「純金」「純銀」「SV」「K18」などの文字があるか見る
  • 箱・ケースの表書きと説明書きを読む
  • ケースから出して、メダルだけの重さを量る

知恵袋でよくある「何のメダルか分からない」相談

『造幣局の刻印はあるけど、何の記念か分からない』という相談はよく見かけます。例えば、直径5.5cmで重さ70g、表に造幣局の建物、裏に昭和の年号が入ったメダル、といった具合です。

こうした時は、まず色と刻印を見てみてください。金色でも、純金の表示が無ければ丹銅のこともあります。

重さだけでは素材を決められません。同じ大きさでも、金は銅よりずっと重い金属なので、「大きいのに軽い」「小さいのにずっしり重い」といった手ごたえも手がかりになります。

造幣局の記念メダルの価値は何で決まる?

メダルを持っている人

造幣局のメダルって、記念品として値打ちが上乗せされたりしないんですか?

案内役

加味してくれる店もありますが、土台はやっぱり金・銀の量なんです。造幣局の純金メダルでも、金の相場を反映した値段になると説明している店がありますよ。

造幣局の記念メダルの価値には、2つの見方があります。記念品として持っている時の価値と、買取に出した時につく値段です。

買取の場面では、多くの店が「含まれる金・銀の量」を土台に見ています。そのうえで、収集品としての評価を加える店もあれば、加えない店もあります。

店ごとの見方の違い

店記念メダルの見方(各社の公式の記載)
おたからや純度と重量に基づく地金価値に加え、発行枚数や保存状態、歴史的な希少性も見る
RE:TANAKA(田中貴金属)貴金属以外の価値は評価しない。造幣局検定マークと純金刻印のある円形メダルは「K24特定品」として扱う
金貨買取本舗造幣局の純金メダル(国宝章牌)の実績記事で、プレミアの上乗せは難しく純金相場を反映すると説明
買取大吉希少性を加味する店と素材の価値だけで査定する店に分かれるので、相見積もりをすすめている

RE:TANAKAでは、2026年10月21日9時30分発表の価格で、K24特定品が1gあたり21,411円、通常のK24が20,953円でした。造幣局のホールマークが、単価の扱いに関わる例です。

素材ごとの値段のつき方

素材としての目安は、田中貴金属工業が2026年10月20日17時に公表した店頭買取価格(税込・1gあたり)で出せます。金22,773円、銀304.15円です。

これは地金の価格で、メダルの買取価格そのものではありません。記事執筆日時点の参考値として見てください。

素材造幣局のメダルの例素材としての目安(計算値)
純金純金干支メダル1/4オンス(約7.8g)約177,629円
純金純金メダルコレクション(約15g)約341,595円
純金国宝章牌 金(約45g)約1,024,785円
純銀桜の通り抜け記念メダル 銀(約135g)約41,060円
純銀記念貨幣発行記念メダル(約160g)約48,664円
丹銅桜の通り抜け記念メダル 銅(約110g)貴金属としての値段はつきにくい

銀の単価は金のおよそ75分の1です。なので、約160gの純銀メダルより、約7.8gの小さな純金メダルの方が目安は高くなるんです。

造幣局の記念メダルの素材ごとに値段の目安が違うことを示した図解
販売価格で売れるわけではありません

造幣局の販売価格には、製造や販売の費用も含まれています。例えば純金干支メダル(未)の販売価格は3,080,000円ですが、約95gの金の量で見た目安は約2,163,435円です。買った時の値段と比べて驚かないよう、先に知っておきましょう。

例えばこんな場面で考えてみると

祖父の遺品から、造幣局の箱が3つ出てきた家族の場合で考えてみますね。中身は、純金の干支メダル1/4オンス、桜の通り抜けの銀メダル、同じく銅メダルだったとします。

この3枚を「造幣局のメダルだから全部同じくらい」と考えると、査定の時に戸惑ってしまいます。実際には、素材としての目安に大きな差があるんです。

箱の中身本体の表示値段の見方
純金干支メダル1/4オンス純金・ホールマーク入り約7.8gの金の量が土台
桜の通り抜け 銀メダル純銀・側面にホールマーク約135gの銀の量が土台
桜の通り抜け 銅メダル丹銅記念品としての評価を店に聞く

小さな金のメダルがいちばん大きな金額になり、大きな銅のメダルは貴金属としての値段がつきにくい、という結果になります。見た目の大きさと値段が逆になるのは、よくあることなんです。

店では「金・銀・銅が1枚ずつあるので、それぞれの見方を教えてください」と伝えてみてください。1枚ずつ説明してもらえると、納得して決めやすくなります。

純金メダルの販売価格と素材の目安の差は、造幣局の純金メダルの買取で詳しく比べています。

造幣局の記念メダルを売る時はどこに相談する?

メダルを持っている人

造幣局で買ったメダルなら、造幣局に持っていけば買い取ってもらえますか?

案内役

造幣局の公式サイトで、販売したメダルを買い取る案内は確認できませんでした。手放す時は、貴金属の買取店やコイン店に相談するのが一般的な流れですよ。

知恵袋でも『オークション以外で売る方法はある?』という相談が見られます。結論から言うと、店頭・出張・宅配などで買取店に査定してもらう方法があります。

売り先向いているメダル気をつけたいこと
貴金属の買取店純金・純銀の造幣局メダル店によって収集品としての評価の有無が違う
地金の値段だけで見る店ホールマークのある純金・純銀のメダル銀は刻印と量の条件があり、メッキは不可
コイン・古銭の専門店昔の行事のメダル、銅のメダルも含めて相談したい時金額の目安は店に聞いて確かめる
フリマ・オークション自分で相手を探したい時本物かどうかの説明やトラブル対応を自分で担う

RE:TANAKAとコメ兵は、銀のメダルに刻印があり、1件あたり10g以上という条件を挙げています。丹銅のメダルは、こうした地金中心の店では値段がつかないこともあります。

一方で、銅のメダルを扱った例がある店もあります。銅だからと諦める前に、何枚かまとめて相談してみるのも一つの方法です。

造幣局の記念メダルを売るまでの流れ
  1. 刻印とホールマークを見て、素材の見当をつける
  2. メダルだけの重さを量り、素材としての目安を出す
  3. 箱・ケース・説明書きをそろえておく
  4. 2〜3店で査定を受け、提示額の内訳を聞く
  5. 納得できたら、本人確認書類を用意して売る

査定で「どの単価で、何グラムとして計算したか」を聞いておくと、店ごとの差の理由が分かりやすくなります。例えば「純金として、何グラムで計算していますか?」と聞いてみてください。

PR|金・銀・記念メダルの買取

記念メダルの査定額を確かめる

純金・18金・純銀の記念メダルは、金や銀の量をもとに査定してもらえます。店頭のほか出張査定やLINE査定も選べるので、当日の金額を聞いてから売るかどうか決めましょう。

査定料無料公式サイトで査定方法を確認する

買取価格は日々変わります。最新の価格・条件は公式サイトで確認してください。

造幣局の記念メダルは、黒ずんでいても磨かずに持ち込むのが無難です。おたからやは「決して磨かずにそのままお持ち込みください」と案内しています。

ほこりを柔らかい布で払う程度にしておきましょう。研磨剤や薬品で磨くと、表面に傷がつくことがあります。

よくある相談:造幣局のメダルを手放す前に

メダルを持っている人

祖父が大事にしていたメダルなので、売るかどうかまだ迷っています…。

案内役

迷っているなら、無理に決めなくて大丈夫ですよ。素材と目安だけ確かめておいて、記念に残すのも立派な選択です。

ここでは、知恵袋に寄せられている造幣局のメダルの相談から、よくある3つを要約して答えますね。

造幣局のメダルをオークション以外で売るには?

買取店に持ち込むか、出張や宅配で査定してもらう方法があります。純金・純銀のメダルなら、貴金属の買取店で重さと純度をもとに値段を出してもらえます。

自分で出品するより手間は少なめです。そのぶん、店ごとの提示額の差は相見積もりで確かめておくと安心です。

造幣局の刻印がある直径5.5cmのメダルの価値は?

まずメダル本体に「純銀」「999」などの表示があるかを見てください。表示が無く、色が銅っぽい物は丹銅のことがあります。

丹銅のメダルは、貴金属としての値段はつきにくい物です。それでも、記念メダルを扱うコイン店などに見てもらうと、何の記念か分かることもあります。

何の記念か分からないメダルはどう調べる?

表と裏の図柄、年号、箱の表書きを手がかりにしてみてください。造幣局の博物館の展示や、造幣局の販売ページの写真と見比べる方法もあります。

調べ方は何の記念メダルか分からない時の調べ方にまとめています。

造幣局の記念メダルを売る前に確かめる手順を示した図解

造幣局の記念メダルを売る前のチェック

『いきなり店に行くのは少し不安…』という方もいますよね。家でできる準備をしておくだけで、査定の話もぐっと分かりやすくなります。

売る前の準備
  • ホールマークと刻印の数字をメモしておく
  • メダルだけの重さを量り、記録しておく
  • その日の田中貴金属工業の店頭買取価格で目安を出しておく
  • 箱・ケース・説明書きを一緒に持っていく
  • 査定は2〜3店で受けると決めておく
  • 売るか残すか、家族と話しておく

家族の遺品の場合は、売ったお金の分け方も早めに話しておくと揉めにくくなります。相続が関わる時の進め方は、税務署や税理士に相談してみてください。

全体の流れをもう一度見たい方は、記念メダルの買取ガイドも参考にしてみてください。

よくある質問

造幣局の記念メダルは、お金として使えますか?

使えません。造幣局は自社の記念メダルの販売ページに「この製品は貨幣ではありません」と書いています。額面のある記念貨幣とは別の物です。

造幣局のメダルなら、どれも純金や純銀ですか?

いいえ、丹銅のメダルもあります。桜の通り抜け記念メダルにも、金・銀のほかに丹銅の銅メダルがあります。本体の刻印で確かめてみてください。

ホールマークが無いメダルは偽物ですか?

そうとは限りません。造幣局のホールマークは任意の制度で、マークの無い貴金属製品もあります。昔のメダルにホールマークがあるかどうかも、公的な資料では確認できませんでした。

造幣局で買った時の値段で売れますか?

販売価格には製造や販売の費用も入っているので、買取の提示額は金・銀の量が土台になります。販売価格をそのまま期待せず、素材としての目安と比べてみてください。

箱やケースが無くても売れますか?

おたからやは、付属品が無い本体だけでも査定するとしています。箱がある場合は、一緒に持っていくと何のメダルか伝わりやすくなります。

まとめ

この記事の要点
  • 造幣局の記念メダルは貨幣ではなく、金属工芸品
  • 価値の土台は素材と重さ。純金・純銀・丹銅で大きく違う
  • ホールマーク(日の丸+ひし形+数字)と重さで素材を確かめる
  • 販売価格と買取の提示額は別物。素材の目安と比べる
  • 売る時は2〜3店で査定を受け、計算の内訳を聞く
記念メダル買取.jp

記念メダル買取.jp 編集部

家にある記念メダル(純金・純銀・造幣局のメダル、オリンピック・万博・天皇記念・干支・大会メダルなど)を納得して手放すために、素材と刻印の見分け方、重さからの値段の計算、記念硬貨との違い、売る店の選び方を、公的機関の情報と公表価格をもとに整理している情報サイトです。 公式サイト

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次