当サイトの記事は、造幣局・財務省・国税庁など公的機関の情報、日本ジュエリー協会の表示規定、田中貴金属工業の公表価格、各買取店の公式情報、Yahoo!知恵袋などの公開された声をもとに編集部が独自に執筆しています。金・銀の価格や買取価格は記事執筆日時点の参考値で、日々変わります。
引き出しにしまったままの記念メダル。売ってしまっていいのか、残しておくべきなのか、決めきれずにいる方も多いはずです。
祖父からもらった記念メダルがあります。持っていても使い道は無いんですが、売るべきなのか迷っていて…。
迷うのは自然なことですよ。売るか残すかに正解は無いので、思い出・家族・素材・保管の手間の4つを順番に考えてみましょう。
結論から言うと、記念メダルを売るべきかどうかは「値段」だけで決めなくて大丈夫です。気持ちの整理がついた物から手放し、迷う物は残しておく、という決め方もあります。
この記事を読めば、自分の記念メダルを売るか残すか、納得して決めるための手順が分かります。
記念メダルは売るべき?答えは人によって違う
記念メダルの扱いは、思い出の強さ、家族の意向、素材の価値、保管の手間の4つで考えると決めやすくなります。どれを一番大事にするかは、人によって違って当然です。
『金のメダルなら売った方が得なんでしょ?』と考える方もいますよね。たしかに金や銀のメダルは、素材の量で値段がつきます。
でも、形見として持っていることに意味を感じるなら、それも立派な理由です。売ることを急ぐ必要はまったくありません。
| 考える軸 | 売る方に傾くとき | 残す方に傾くとき |
|---|---|---|
| 思い出 | 誰からもらったか分からない、思い入れが薄い | 家族の形見、自分の大事な出来事の記念 |
| 家族の意向 | 家族が「任せる」と言っている | 欲しがっている家族がいる |
| 素材の価値 | 金・銀で、現金にして使いたい目的がある | 銅やメッキで、売っても値段がつきにくい |
| 保管の手間 | 枚数が多く、置き場所や管理に困っている | 1〜2枚で、しまっておいても負担が無い |
銅やメッキのメダルは、貴金属としての値段がつきにくい物です。その場合は「売れるから売る」という理由が弱くなるので、残すか、気持ちよく手放す方法を考える方が向いています。
思い出と家族の意向から先に考える
私は売ってもいいと思っているんですが、兄弟が何て言うか心配です。
そこは先に確かめておきたいところです。売ったあとで「欲しかった」と言われても取り戻せないので、一言かけてからにしましょう。
記念メダルは一度売ると、同じ物を取り戻すのは難しくなります。だからこそ、気持ちの面を先に考えておくのが大事なんです。
例えば、家族にはこんなふうに聞いてみてください。「おじいちゃんの記念メダル、整理しようと思うんだけど、残しておきたい物ある?」。
- 誰から受け継いだ物か、どんな記念か分かっている
- そのメダルを見て、思い出す出来事がある
- 欲しいと言っている家族がいない
- 家族に「売ってもいい?」と聞いた
- 売ったあと、後悔しそうな気持ちが無い
チェックが少ないほど、売る方向で考えても大丈夫です。逆に「思い出す出来事がある」に強く当てはまるなら、無理に手放さなくていいんですよ。
遺品として出てきたメダルの仕分け方は遺品の記念メダルを売るでくわしく書いています。
素材の価値はどのくらい?売る前に知っておきたい目安
気持ちの整理がついたら、次は素材です。記念メダルは貴金属の買取店では、含まれる金・銀の量が値段の土台になります。
例えば、造幣局の純金メダルコレクションは純金・約15gです。この量の純金なら、2026年10月20日17時に田中貴金属工業が公表した金の店頭買取価格22,773円/g(税込)で計算して、約341,595円が金の量だけで見た目安です。
これは記事執筆日時点の参考値で、地金の価格です。メダルの買取価格そのものではなく、実際の提示額は純度の判定や店の単価、手数料で変わります。
| 素材 | 値段の決まり方 | 売る・残すの考え方 |
|---|---|---|
| 純金・K18などの金 | 金の量で値段がつく | 金額が大きくなりやすい。家族と相談してから |
| 純銀・SV925などの銀 | 銀の量で値段がつく。単価は金の約75分の1 | 金ほど大きくはならない。思い出と比べて決める |
| 銅・丹銅 | 貴金属としての値段はつきにくい | 残す、または気持ちよく手放す方法を考える |
| 金メッキ・銀メッキ | 素材の値段は期待しにくい。記念品として見る店もある | 店に聞いてから決める |
自分のメダルが何でできているかは、縁や裏面の刻印で見当がつきます。記念品としての価値と買取の値段の違いは、記念メダルの価値で書いています。
金のメダルは、思っていた以上の金額になることがあります。その分、家族の間で話がこじれやすいので、売る前に一覧を共有しておくと安心です。

保管の手間も、立派な判断材料
『持っていても仕方ないし…』という気持ちも、ちゃんとした理由です。記念メダルは小さくても、ケースごとだと場所を取りますよね。
特に銀のメダルは、しまっているうちに黒ずむことがあります。湿気の少ない場所に置く、ケースから出さないなど、残すなら残すなりの手間がかかるんです。
- 置き場所と湿気の対策
- 誰が受け継ぐかを決めておく
- 何のメダルかをメモして一緒にしておく
- 家族の了解を取ってから
- 刻印と重さを先に確かめる
- 2店以上で提示額を聞く
残すと決めたら、メダルの名前や素材をメモしてケースに入れておきましょう。次に受け継ぐ家族が、何の記念か迷わずにすみます。
迷ったら「一部だけ売る」「査定だけ聞く」もできる
記念メダルは1枚ずつ扱いを決められます。思い出のある物は残し、それ以外を売る、という分け方も自然な選び方です。
例えば、金・銀・銅のセットのうち、思い出のある1枚だけを残すこともできます。ただ、セットで揃っていることを評価する店もあるので、ばらす前に店に聞いてみてください。
もう1つの方法が、査定だけ聞くことです。売るかどうかを決める前に、今の提示額を知っておくと判断の材料が増えます。
- メダルを1枚ずつ並べ、思い出がある物とない物に分ける
- 刻印を見て、素材をメモする
- 家族に一覧を見せて、残したい物を聞く
- 売ってもいい物だけ、査定で提示額を聞く
- その場で決めずに持ち帰り、もう一度考える
店では「今日は査定だけで、売るかは家族と相談して決めます」と伝えれば大丈夫です。査定と売る判断を分けて考える方法は、記念メダルは査定だけでもいい?で書いています。
売ってもいいと思える物が決まったら、まずは今の提示額を聞いてみるところからで十分です。
PR|金・銀・記念メダルの買取
記念メダルの査定額を確かめる
純金・18金・純銀の記念メダルは、金や銀の量をもとに査定してもらえます。店頭のほか出張査定やLINE査定も選べるので、当日の金額を聞いてから売るかどうか決めましょう。
査定料無料公式サイトで査定方法を確認する買取価格は日々変わります。最新の価格・条件は公式サイトで確認してください。
売る店の選び方や手続きの全体の流れは記念メダルの買取ガイドにまとめています。
売るか残すかのよくある相談
Yahoo!知恵袋に寄せられた、売るか残すかの相談から3つ取り上げます。
10数年前に買った純金の記念メダルを売りたい
自分で買った純金の記念メダルを売るか考えている、という相談です。自分で買った物なら、家族の形見と比べて気持ちの面では決めやすいはずです。
純金のメダルは、金の量で値段の土台が決まります。買った時の値段と今の値段を比べたくなりますが、まずは刻印と重さを確かめて、今の提示額を聞いてみてください。
押し入れから東京オリンピックの金・銀・銅が出てきた。持っていても仕方ない
1964年の東京オリンピックの記念メダル3枚が出てきて、売ろうと考えている相談です。このメダルは造幣局が作った物で、金は18金、銀はスターリング・シルバー、銅は丹銅です。
金のメダルは金の量で、銀のメダルは銀の量で値段がつきます。銅は貴金属としての値段がつきにくいので、3枚まとめて店に見せ、どう評価するかを聞くのが分かりやすいです。
祖父の形見なので、値段に関係なく残しておきたい
祖父の遺品の中に何のメダルか分からない物があり、形見として残しておくつもり、という相談です。その気持ちは、何より大事にしていい理由です。
ただ、何のメダルか分からないままだと、次に受け継ぐ人が困ることもあります。刻印やケースの文字をメモして一緒にしまっておくと、残す意味がもっとはっきりします。
純銀のメダル、今は売り時?
この記事では、相場が上がる・下がるといった予想はしません。売るタイミングは、値段より「自分が手放してもいいと思えた時」で考えるのがおすすめです。

よくある質問
記念メダルは持っていると値上がりしますか?
この記事では相場の予想はしません。金や銀のメダルの値段は、その日の金・銀の価格で変わるので、売る時にその日の提示額を確かめてみてください。
一度売ったメダルを買い戻せますか?
売ったあとは店の物になるので、同じ物を取り戻すのは難しいと考えておきましょう。迷っている物は、売らずに残しておく方が安心です。
査定だけ頼んで売らなくても大丈夫ですか?
査定だけの相談を受け付けている店もあります。最初に「今日は査定だけです」と伝えておくと、気まずくならずにすみます。
銅のメダルは残した方がいいですか?
銅は貴金属としての値段がつきにくいので、思い出があるなら残すのも自然な選び方です。手放す時の方法は店や自治体によって違うので、確かめてから決めましょう。
まとめ
- 記念メダルを売るべきかは、思い出・家族・素材・保管の手間の4つで考える
- 一度売ると取り戻しにくいので、家族に一言かけてから
- 金・銀のメダルは素材の量で値段の土台が決まる。銅・メッキは値段がつきにくい
- 全部売るか全部残すかではなく、1枚ずつ決めていい
- 迷ったら査定だけ聞いて、持ち帰って考える







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