当サイトの記事は、造幣局・財務省・国税庁など公的機関の情報、日本ジュエリー協会の表示規定、田中貴金属工業の公表価格、各買取店の公式情報、Yahoo!知恵袋などの公開された声をもとに編集部が独自に執筆しています。金・銀の価格や買取価格は記事執筆日時点の参考値で、日々変わります。
実家の棚から、大阪万博の記念メダルが出てきました。1970年の物らしいのですが、今どれくらいの価値があるんでしょう?
大阪万博の記念メダルは、何でできているかで価値の大きさががらりと変わります。まずは金・銀・銅のどれなのかを一緒に見ていきましょう。
50年以上前のメダルだと、『もう値打ちは無いのでは』と思ってしまいますよね。
結論から言うと、大阪万博の記念メダルの価値は「素材の値段」と「記念品としての評価」の2つでできています。土台になるのは素材のほうで、金・白金なら重さしだいで大きな金額になります。
この記事では、1970年のEXPO’70記念メダルが今いくらになるのか、その目安の出し方をお伝えします。
大阪万博の記念メダルの価値は2つに分かれる
大阪万博の記念メダルの価値は、金・銀・プラチナの量で決まる部分と、記念品として見てもらえる部分に分かれます。売る時に確実なのは前者です。
日本万国博覧会、いわゆる大阪万博の記念メダルは、造幣局が作った物です。造幣局の造幣博物館は、白金・金・銀・銅の4種類の記念メダルを製造したと紹介しています。
価値を考える時は、次の2つを分けて考えると分かりやすいんです。
| 価値の中身 | 何で決まるか | 金額の目安を出せるか |
|---|---|---|
| 素材の値段 | 金・銀・プラチナの量とその日の相場 | 重さが分かれば出せる |
| 記念品としての評価 | 店の判断、そろい具合、保存状態 | 店に聞かないと分からない |
素材の値段は、重さと純度が分かれば計算できます。一方の記念品としての評価は、店によって見る・見ないが分かれるところです。
おたからやは、EXPO記念メダルについて、素材だけでなく歴史的背景や発行枚数の少なさといった「コレクターズアイテムとしての価値」も加味すると答えています。田中貴金属のRE:TANAKAは、貴金属以外の価値は評価しないと明記しています。
EXPO’70記念メダルの素材ごとの価値
箱の中には色の違うメダルが3枚あります。どれも同じくらいの価値なんですか?
実は、3枚の価値はまったく違うんです。金と白金がとび抜けていて、銀はそこそこ、銅は貴金属としての値段がつきにくいと考えておきましょう。
素材と大きさは、万博のタイムカプセルを作ったパナソニックの資料に載っています。公的機関ではありませんが、万博の当事者がまとめた資料です。
| 種類 | 素材 | 直径 | 素材の値段 |
|---|---|---|---|
| 金 | 18K | 27mm | 金の量で大きく決まる |
| 銀 | スターリングシルバー | 34mm | 銀の量で決まる |
| 銅 | 丹銅 | 34mm | 貴金属としての値段はつきにくい |
| 白金 | 純プラチナ | 30mm | プラチナの量で決まる |
同じ資料によると、白金のメダルは小売値が1個10万円で、「記念メダルとしては日本で初めてのプラチナメダル」とされています。発売と同時に売り切れたそうです。
金・銀・銅のメダルの重さと、当時の販売価格は、公式の記録で確認できませんでした。手元のメダルを量ってみるのがいちばん確かです。
メダルの種類の詳しい見分け方は、EXPO’70記念メダルの買取価格で紹介しています。

1970年の大阪万博のメダルは今いくら?
重さ×純度×その日の地金価格で、素材の値段の目安が出せます。ここで出るのは記事執筆日時点の参考値で、メダルの買取価格そのものではありません。
田中貴金属が2026年10月20日17時に公表した店頭買取価格(税込)は、金22,773円/g、銀304.15円/g、プラチナ8,935円/gでした。この数字を使って、例えばの重さで計算してみます。
| 素材と重さ(例) | 素材の量だけで見た目安(計算値) |
|---|---|
| 18Kで15gなら | 約256,196円 |
| スターリングシルバー(SV925)で50gなら | 約14,067円 |
| 純プラチナで10gなら | 約89,350円 |
18Kは純度75%、スターリングシルバーは92.5%として計算しています。手元のメダルの重さに置き換えると、自分のメダルの目安が分かりますよ。
『白金の小売値が10万円だったなら、今もそれくらい?』と思う方もいるはずです。ただ、今の価値を決めるのは当時の値段ではなく、今のプラチナの相場と重さなんです。
銅のメダルはどう考える?
銅のメダルは丹銅でできていて、田中貴金属のような公表価格がありません。だから、この記事では金額の目安を出していません。
バイセルはコラムで、丹銅製の銅メダルは素材価値はほとんどなく、単体の買取価格はそれほど高くならない可能性が高いと書いています。銅だけ捨ててしまわず、セットのまま見てもらいましょう。
大阪万博の記念メダルについてよくある相談
Yahoo!知恵袋にも、大阪万博の記念メダルの価値についての相談が寄せられています。よく見かける3つにお答えしますね。
祖父の遺品の万博メダルに、今も値段はつく?
祖父の遺品から万博の記念メダルが出てきたが、今でも買い取ってもらえる価値があるのか、という相談がありました。
答えは、金・銀・白金のメダルなら素材の値段がつく、です。金や銀は、年数がたっても値打ちが消える素材ではありません。
1970年のメダルを今買うといくら?
1970年の大阪万博のメダルを今手に入れるなら何円くらいか、という相談もありました。
今の売り買いの値段も、土台は素材の量です。上の表のように重さから目安を出してみると、相手の言う値段が高いか低いかを考える物差しになります。
万博の記念コインは大吉やおたからやで売れる?
万博の記念コイン3種類を、買取大吉やおたからやに持ち込めば多少の価値があるか、という相談もありました。
買取大吉はオリンピック・万博の記念メダルも幅広く買い取ると書いています。おたからやにはEXPO記念メダルの専用ページがあります。
ただ、「記念コイン」と呼んでいても、100円の記念硬貨のこともあります。メダルか硬貨かは先に確かめておきましょう。
金色に見えるメダルを全部「金」と思い込んでしまうことです。お土産用の金メッキのメダルもあるので、刻印と直径で確かめてから店に行きましょう。
会場のお土産メダルやメッキのメダルは?
同じ箱に「24金メッキ」と書かれたメダルもありました。これも金のメダルとして価値があるんですか?
メッキは、別の金属の表面に薄く金をつけた物なんです。造幣局の18Kのメダルとは別物と考えておきましょう。
「メッキ」「GP」と書かれたメダルは、中身が金ではありません。金の量で価値を出す計算は当てはまらないんです。
日本ジュエリー協会の表示規定では、金めっきは「GP」と表します。こうしたメダルに、金としての金額の目安は出せません。
買い取るかどうかも店で分かれます。おたからやはメッキ製品はデザインや記念品としての希少性を中心に評価すると書いていますが、コメ兵はGP表記がある物は買い取れないとしています。
万博の会場で売られたお土産のメダルは、造幣局の記念メダルとは別の物です。素材の記録が無いことも多いので、刻印と重さを確かめてから相談してみてください。
メッキのメダルの扱いは金メッキ・銀メッキの記念メダルは売れる?、お土産の刻印メダルは観光地の記念メダルは売れる?で詳しく紹介しています。
2025年の大阪・関西万博の記念品とは別物
2025年にも大阪で万博が開かれたので、どちらのメダルか迷う方もいるかもしれませんね。造幣局は2025年に「EXPO2025記念貨幣発行記念メダル」を販売しました。
| 項目 | EXPO2025記念貨幣発行記念メダル |
|---|---|
| 素材 | 純銀 |
| 大きさと重さ | 直径60mm・約160g |
| 販売価格 | 51,000円(消費税・送料込) |
| 数量 | 3,000個 |
造幣局はこのメダルの販売ページに「この製品は記念貨幣ではありません」と書いています。1970年のEXPO’70記念メダルとは、作られた年も大きさも違います。
大阪万博のメダルを売る?残す?
売るかどうかは、素材の値段を知ってから決めても遅くありません。査定だけ頼んで、家族で話し合うこともできます。
家族の思い出の品だと、手放すか迷いますよね。そのまま記念に残すのも、立派な選択です。
売ることを考えるなら、店では「金のメダルの重さと、1gあたりの単価を教えてください」と聞いてみてください。素材の目安と比べれば、記念品としての評価が入っているかどうかも分かります。
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記念メダルの査定額を確かめる
純金・18金・純銀の記念メダルは、金や銀の量をもとに査定してもらえます。店頭のほか出張査定やLINE査定も選べるので、当日の金額を聞いてから売るかどうか決めましょう。
査定料無料公式サイトで査定方法を確認する買取価格は日々変わります。最新の価格・条件は公式サイトで確認してください。
- 色と直径で金・銀・銅・白金を見分ける
- 1枚ずつ重さを量っておく
- メッキやGPの表示がないか見ておく
- 箱やしおりをそろえておく
- 研磨剤で磨かず、ほこりを払う程度にしておく
金・銀・銅のセットをどう出すかは大阪万博記念メダルセットの買取価格で紹介しています。

よくある質問
大阪万博の記念メダルは造幣局製ですか?
はい。造幣局の造幣博物館が、日本万国博覧会の白金・金・銀・銅の記念メダルを製造したと紹介しています。
EXPO’70記念メダルの価値はいくらくらいですか?
素材と重さで変わります。例えば18Kで15gなら、2026年10月20日の田中貴金属の公表価格で約256,196円が金の量だけで見た目安です。
銀のメダルの価値は?
スターリングシルバーで50gなら、同じ日の公表価格で約14,067円が銀の量だけで見た目安です。銀は金のおよそ75分の1の単価です。
黒ずんだメダルは磨いた方がいいですか?
磨かずにそのまま持ち込みましょう。おたからやは、シルバー特有の変色があっても磨かずに持ち込むよう案内しています。
まとめ
- 大阪万博の記念メダルの価値は「素材の値段」と「記念品としての評価」の2つ
- EXPO’70記念メダルは造幣局製で、白金・金・銀・銅の4種類
- 今の目安は重さ×純度×その日の地金価格で出せる
- メッキのメダルや会場のお土産メダルは別物
- 2025年の万博の発行記念メダルは純銀・約160g
記念メダル全般の売り方は、記念メダルの買取ガイドもあわせて読んでみてください。







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