天皇御在位60年記念メダルの買取|10万円金貨との違いと価値の目安

無地の金色・銀色・銅色のメダルとはかりのイメージ、「御在位60年メダルの買取」の文字

当サイトの記事は、造幣局・財務省・国税庁など公的機関の情報、日本ジュエリー協会の表示規定、田中貴金属工業の公表価格、各買取店の公式情報、Yahoo!知恵袋などの公開された声をもとに編集部が独自に執筆しています。金・銀の価格や買取価格は記事執筆日時点の参考値で、日々変わります。

メダルを持っている人

祖父の部屋から「天皇陛下御在位60年記念」と書かれた金色のメダルが出てきました。買取に出すと、どのくらいになるんでしょう?

案内役

まずは、それが額面のある記念硬貨なのか、額面の無い記念メダルなのかを見てみましょう。メダルなら、刻印と重さで値段の目安が出せますよ。

昭和61年(1986年)の天皇陛下御在位60年の記念品は、10万円金貨とあわせて家に残っていることが多いですよね。『金色だから高いはず』『でもメッキかもしれない』と、気持ちが揺れている方もいるはずです。

結論から言うと、天皇御在位60年記念メダルの買取価格は、メダルに含まれる金や銀の量が土台になります。同じ名前でも、純金・純銀・銅・金メッキなど素材はいろいろです。

この記事では、記念硬貨との見分け方から、素材の確かめ方、値段の目安の出し方、店での聞き方までを順番にお伝えします。

目次

手元の品は記念メダル?それとも10万円金貨?

最初に見分けること

御在位60年のときは、国が10万円金貨・1万円銀貨・500円白銅貨の記念硬貨を出しています。額面が刻まれていればお金、無ければ記念メダルです。

記念硬貨は法律で決まった通貨で、額面で使えます。財務省の記念貨幣一覧に載っている御在位60年の記念硬貨は、次の3種類です。

記念硬貨素材年銘発行枚数
10万円金貨幣金昭和61年・62年61年銘1,000万枚、62年銘100万枚
1万円銀貨幣銀昭和61年1,000万枚
500円白銅貨幣白銅昭和61年5,000万枚

10万円金貨の買取価格は、記念硬貨を扱う別の話になるので、この記事では記念メダルを中心にお話ししますね。手元の品がどちらか、まずは次の点を見てみてください。

硬貨かメダルかを見分けるポイント
  • 「100000円」「10000円」「500円」などの額面が刻まれているか
  • 「日本国」の文字があるか
  • ケースや箱に「貨幣」「記念硬貨」と書かれているか
  • 「メダル」「奉祝」「記念章」などの文字があるか

額面と「日本国」の文字があれば、記念硬貨です。どちらも無い金色の品は、記念メダルとして素材を確かめていきましょう。

違いをもっと詳しく知りたい時は、記念メダルと記念硬貨の違いも参考になります。

硬貨とメダルが一緒に出てきたら

御在位60年の品は、10万円金貨と記念メダルが同じ引き出しから見つかることもあります。硬貨とメダルは値段の決まり方が違うので、まずは2つの山に分けておきましょう。

分けたうえで、メダルの山だけを刻印と重さで確かめていきます。こうしておくと、店で説明する時も「硬貨が〇枚、メダルが〇枚」とすっきり伝えられますよ。

御在位60年の記念メダルは誰が作った?

メダルを持っている人

箱に「奉祝」と書いてあります。国が作った物だと思っていたんですが、違うんですか?

案内役

「奉祝」と付くメダルは、民間の業者が作った物も多いんです。作った所によって素材が違うので、名前だけで値段は決められないんですよ。

作った所で素材が変わる

御在位60年の記念メダルは、作った所によって素材が違います。民間の業者が作った奉祝メダルも多く、個々のメダルの素材や重さは公式の記録で確認できませんでした。

造幣局の年史には、昭和51年の昭和天皇御在位50年記念貨幣のときから、記念貨幣が発行されるたびに「発行記念メダル」を作ってきたと書かれています。ただ、御在位60年の発行記念メダルの素材や重さを書いた資料は、見つかりませんでした。

皇室の慶事の記念メダルについて、宮内庁は1980年の国会で「一般の業者がそのような記念メダル等を作製、販売している」と答えています。規制する法令は無く、宮内庁が了承を与えたものでもない、という説明でした。

同じ答弁で、宮内庁は業者に対して、菊の御紋章と御肖像を使わないよう指導していると述べています。ケースに菊の紋が入っていても、それだけで公式の品とは言えないということですね。

手がかり見るところ
発行元・販売元ケースの裏、外箱、しおり
素材メダル本体の刻印、保証書の記載
品位証明日の丸とひし形の中の数字(造幣局のホールマーク)
付属品保証書、シリアルナンバー入りのカード

発行の仕組みについては、記念貨幣発行記念メダルとはで紹介しています。

造幣局製なら高くなる?

『造幣局製なら特別な値段がつくのでは』と期待する方もいますよね。実は、造幣局の純金メダルでも、金の値段で決まることがあるんです。

金貨買取本舗は、造幣局の国宝章牌「慈照寺」純金メダルの買取実績で、プレミア価格と呼ばれるほどの上乗せは難しかったと書いています。そのうえで、純金相場を反映させたと説明していました。

作った所が分かっても、値段の土台はやはり素材と重さです。造幣局製かどうかは、素材を確かめる手がかりの一つとして見ておきましょう。

刻印と重さで素材を確かめる

家でできる確認

天皇御在位60年記念メダルの値段を知る近道は、刻印を読み、重さを量ることです。この2つが分かれば、店での話もぐっと分かりやすくなります。

刻印は、メダルの裏や縁に小さく打たれていることが多いです。スマホのカメラで拡大して撮ると、読みやすくなりますよ。

刻印の例読み取れる素材値段の出し方
純金・K24・999・1000純金金の量で計算できる
K18・75018金(金75%)金の量で計算できる
純銀・SV1000・999純銀銀の量で計算できる
SV925・STERLING銀92.5%銀の量で計算できる
GP・24KGP・金メッキ表面だけ金貴金属としての値段はつきにくい

日本ジュエリー協会の表示規定では、金めっきはGPと表します。金色でもGPの文字があれば、中身は金ではないと考えておきましょう。

造幣局の品位証明(ホールマーク)は、日の丸とひし形の中に999や750などの数字が入った印です。造幣局は「K18、Pt900などの記号は造幣局の証明記号ではありません」と説明しています。

ホールマークは任意の制度なので、マークの無い本物もあります。刻印が見つからない時も、慌てず店で調べてもらいましょう。

素材と重さを確かめる手順
  1. メダルの裏と縁を拡大して、刻印を写真に撮る
  2. ケースから出して、0.1g単位のキッチンスケールで量る
  3. 保証書や箱の素材の記載と照らし合わせる
  4. 刻印・重さ・付属品をメモにまとめる
天皇御在位60年記念メダルの素材を確かめる手順の図解

保証書やカードも読んでおく

奉祝メダルには、保証書やシリアルナンバー入りのカードが付いていることがあります。素材や重さ、発行元の名前が書かれていれば、刻印と同じくらい大事な手がかりです。

ただ、保証書の数字とメダルの実際の重さが合っているかは、自分で量って確かめておくと安心です。ケースごと量らず、メダルだけを量るのがコツですよ。

黒ずみは磨かずにそのまま

銀のメダルは、年月がたつと黒っぽく変色することがあります。おたからやは、シルバー特有の変色があっても決して磨かずに持ち込むよう案内しています。

研磨剤や薬品で磨くと、表面に細かな傷がつくことも。ほこりを柔らかい布で払う程度にしておきましょう。

素材から価値の目安を計算してみる

計算のしかた

純金・純銀のメダルは「重さ×純度×その日の地金価格」で素材の目安が出せます。銅や金メッキは、田中貴金属の公表価格が無いので目安を出せません。

田中貴金属工業が2026年10月20日17時に公表した店頭買取価格(税込)は、金22,773円/g、銀304.15円/gでした。記事を書いた時点の参考値です。

素材と重さ(例)素材の量だけで見た目安(計算値)
純金で50gなら約1,138,650円
純銀で300gなら約91,245円
銅・丹銅貴金属としての値段はつきにくい
金メッキ(GP)貴金属としての値段はつきにくい

これは地金の価格をもとにした計算で、メダルの買取価格そのものではありません。実際の提示額は、純度の判定や店の単価、手数料で変わります。

純金と純銀では、同じ重さでも値段がまるで違います。金は銀のおよそ75倍の単価なので、素材の確認がいちばん大事なんです。

刻印がK18だった時は

純金ではなく、K18(18金)と刻まれたメダルもあります。18金は金の割合が75%なので、同じ重さでも純金より目安は下がります。

例えば、K18で30gなら、同じ日の公表価格で約512,392円が金の量だけで見た目安です。刻印の数字が違えば計算も変わるので、読み取った刻印に合わせて計算し直してみてください。

金の値段で記念メダルの価値も動く

金のメダルの値段は、その日の金の価格に大きく左右されます。造幣局の純金メダルコレクション(26mm・約15g)は、2024年の212,000円から2026年の530,000円へ販売価格が上がりました。

造幣局は、地金価格の高騰による価格変更だと説明しています。純金の記念メダルは、金そのものの値段と深く結びついているということですね。

買取に出す前に店の見方を知っておく

メダルを持っている人

近所に買取店がいくつかあります。どこでも同じ値段になるんでしょうか?

案内役

店によって見方が違うんです。金や銀の量だけで決める店もあれば、記念品としての評価を加えると書いている店もありますよ。

相談先の選び方

天皇御在位60年記念メダルは、素材の判定と記念品としての評価の両方が関わります。自分だけでは決めにくいので、記念メダルを扱う店で見てもらうのが確かです。

奉祝メダルは作った所も素材もいろいろなので、刻印だけでは判断がつかないこともあります。比重などで素材を調べてくれる店に持ち込むと、安心して話を進められます。

主な店の公式サイトの書き方を並べると、次のとおりです。順位をつけるものではないので、近さや査定方法で選んでみてください。

店公式サイトの書き方査定方法
おたからや皇室関連の記念メダルも買い取ると明記。地金価値に加え、発行枚数や保存状態、歴史的な希少性も見る店頭・出張・フォーム・LINE査定など
金貨買取本舗記念メダルの買取一覧のページがある店頭・宅配・出張・LINE
買取大吉記念コイン・メダルの買取ページがある。査定料・出張料・買取手数料・キャンセル料は無料店舗・出張・催事
RE:TANAKA(田中貴金属)貴金属以外の価値は評価しない。メッキ品は買取できない店頭のみ
コメ兵GP(金メッキ)表記がある物は買取できない店頭・宅配・出張

買取大吉は、記念メダルの査定は希少性を加味する店と素材の価値だけで見る店に分かれるので、相見積もりがおすすめだとコラムで書いています。2つ以上の店で聞いてみると、提示額の違いが分かりやすくなりますよ。

出張で見てもらう時のルール

家に来てもらう出張買取は、特定商取引法の「訪問購入」にあたります。書面を受け取った日から8日間はクーリング・オフができ、その間は品物の引き渡しを断ることもできます。

国民生活センターも「売却後、8日間は物品を引き渡さない」「むやみに貴金属を見せない、触らせない」と呼びかけています。頼んでいない業者が突然訪ねてきた時は、その場で見せずに断って大丈夫です。

困った時は、消費者ホットライン「188」に電話して相談できます。

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記念メダルの査定額を確かめる

純金・18金・純銀の記念メダルは、金や銀の量をもとに査定してもらえます。店頭のほか出張査定やLINE査定も選べるので、当日の金額を聞いてから売るかどうか決めましょう。

査定料無料公式サイトで査定方法を確認する

買取価格は日々変わります。最新の価格・条件は公式サイトで確認してください。

店では、例えばこんなふうに聞いてみてください。

「天皇陛下御在位60年の記念メダルで、裏に純金と刻印があります。重さは〇gでした。1gあたりの単価と、記念品としての評価が入るかを教えてください。」

素材の目安より提示額が高ければ、記念品としての評価が加わっているということです。低い時は、店の単価や手数料の分を聞いてみると納得しやすいですよ。

天皇御在位60年記念メダルを店で査定してもらう前の準備の図解
よくある失敗

「10万円」と聞いて、メダルも10万円の価値があると思い込んでしまうことがあります。額面があるのは記念硬貨だけで、メダルの値段は素材と重さで決まります。

天皇御在位60年記念メダルのよくある相談

Yahoo!知恵袋にも、御在位60年の記念メダルの相談がたくさん寄せられています。4つの相談にお答えしますね。

「10万円の記念メダル」はいつ売るのがいい?

御在位60年記念の10万円の記念メダルを売りたいが、いつ売るのがいいか、という相談がありました。「10万円」と付いているなら、まずは10万円金貨(記念硬貨)なのか、メダルなのかを確かめてみてください。

売る時期については、この記事では値上がりや値下がりの予想はしません。金の値段は毎日動くので、売ると決めた日に、その日の価格で目安を出し直すのがいちばん確かです。

御在位60年の記念メダル50gは本当にある?

昭和天皇御在位60年の記念メダルで50gの物が実際にあるのか、という相談もありました。50gのメダルが実在するかは、公式の記録で確認できませんでした。

奉祝メダルは民間の業者が自由に作ってきた物も多いので、いろいろな重さの品があっても不思議ではありません。手元の品は、量った重さと刻印で確かめるのが確実です。

メダル型のキーホルダーは売れる?

「奉祝天皇陛下御在位60年 昭和六十一年」と書かれたメダル型のキーホルダーを見つけた、という相談もありました。キーホルダーの記念品は、素材が分からないことが多い品です。

金や銀の刻印が無い物は、貴金属としての値段はつきにくいかもしれません。おたからやは、メッキ製品はデザインや記念品としての希少性を中心に評価すると書いているので、気になる時は聞いてみましょう。

「貨幣発行記念メダル」と書いた箱に硬貨が入っている

御在位60年記念貨幣発行記念メダルを持っていて、中身は10万円金貨と1万円銀貨だ、という相談もありました。箱の名前と中身が一致しないこともあるんです。

額面が刻まれている物は記念硬貨、額面が無い物はメダルとして、1枚ずつ分けて確かめてみてください。

遺品の記念メダルを整理する時は

残すのも一つの答え

御在位60年の記念品は、家族の歩みが詰まった品でもあります。値段の目安を知ったうえで、記念に残すのも大切な選び方です。

『祖父が大事にしまっていた物を手放していいのかな』と迷うのは、自然なことですよね。家族で話す時は、次の表のように書き出しておくと話がまとまりやすいです。

書き出す項目書き方の例
品名箱やケースに書かれた名前
種類記念メダル/記念硬貨
刻印純金・純銀・GPなど
重さ量った数字を1枚ずつ
付属品ケース・保証書・しおり
税金が気になる時

純金のメダルで金額が大きくなる時は、税金の扱いも気になりますよね。個別の判断は、税務署や税理士に相談してみてください。

相続の手続きの途中なら

相続の手続き中に見つかった時は、売る前に家族と共有しておきましょう。国税庁は、相続税がかかる財産を「金銭に見積もることができる経済的価値のあるすべてのもの」と説明しています。

相続税の申告は、亡くなったことを知った日の翌日から10か月以内です。純金のメダルのように金額が大きくなりそうな品は、早めに素材と重さを書き出しておくと手続きがスムーズですよ。

ほかの皇室の記念メダルは、天皇陛下の記念メダルの買取で一覧にしています。御在位50年の記念メダルは天皇陛下御在位50年記念メダルの買取をどうぞ。

よくある質問

天皇御在位60年記念メダルは造幣局製ですか?

造幣局は記念貨幣が出るたびに発行記念メダルを作ってきましたが、御在位60年のメダルの仕様は公式の記録で確認できませんでした。民間の業者が作った奉祝メダルも多いので、ケースや刻印で確かめましょう。

純金の御在位60年記念メダルの価値の目安は?

純金で50gなら、2026年10月20日の田中貴金属の公表価格で約1,138,650円が素材の目安です。手元の重さで計算し直してみてください。

10万円金貨と記念メダルはどう見分けますか?

10万円金貨には額面と「日本国」の文字があります。額面の無い品は記念メダルです。

菊の紋が入ったケースなら公式の品ですか?

それだけでは言えません。宮内庁は、業者に菊の御紋章を使わないよう指導していると国会で答えています。

金メッキのメダルでも買い取ってもらえますか?

店によって違います。コメ兵やRE:TANAKAはメッキ品を買い取らないと書いていて、おたからやは記念品としての希少性を中心に評価すると書いています。

まとめ

この記事の要点
  • 御在位60年の記念硬貨は10万円金貨・1万円銀貨・500円白銅貨で、額面の無い品は記念メダル
  • 奉祝メダルは民間の業者が作った物も多く、素材は刻印と重さで確かめる
  • 純金50gなら約1,138,650円、純銀300gなら約91,245円が素材の目安(2026年10月20日の公表価格)
  • 店によって見方が違うので、2つ以上の店で内訳を聞く

記念メダル全般の売り方は記念メダルの買取ガイドもあわせて読んでみてください。

記念メダル買取.jp

記念メダル買取.jp 編集部

家にある記念メダル(純金・純銀・造幣局のメダル、オリンピック・万博・天皇記念・干支・大会メダルなど)を納得して手放すために、素材と刻印の見分け方、重さからの値段の計算、記念硬貨との違い、売る店の選び方を、公的機関の情報と公表価格をもとに整理している情報サイトです。 公式サイト

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