当サイトの記事は、造幣局・財務省・国税庁など公的機関の情報、日本ジュエリー協会の表示規定、田中貴金属工業の公表価格、各買取店の公式情報、Yahoo!知恵袋などの公開された声をもとに編集部が独自に執筆しています。金・銀の価格や買取価格は記事執筆日時点の参考値で、日々変わります。
母の実家から「天皇陛下御在位五十年記念」と書かれた金色のメダルが出てきました。保証書もあるんですが、買取に出せるんでしょうか?
御在位50年のメダルは、作った所によって純金の物もあればメッキの物もあるんです。保証書と刻印を見ながら、一緒に確かめていきましょう。
昭和51年(1976年)の天皇陛下御在位50年のお祝いでは、たくさんの記念メダルが作られました。今でも実家のタンスや仏間から見つかることが多いですよね。
結論から言うと、天皇在位50年記念メダルの買取価格は、メダルの素材と重さでほぼ決まります。純金なら大きな金額になることもありますが、メッキや銅なら貴金属としての値段はつきにくいんです。
この記事では、御在位50年のメダルの素材の見分け方と、重さから値段の目安を出して店に相談するまでの手順をお伝えします。
天皇陛下御在位50年記念メダルとは?
御在位50年の記念メダルには、造幣局が作った「記念貨幣発行記念メダル」と、民間の業者が作った奉祝メダルがあります。名前が似ていても、作った所も素材も別物なんです。
造幣局の年史によると、造幣局は昭和天皇御在位50年の記念貨幣を出した時に、「記念貨幣発行記念」メダルを作りました。これが造幣局で最初の発行記念メダルです。
ただ、このメダルの素材・直径・重さ・販売価格は、公式の記録で確認できませんでした。手元の物がこのメダルかどうかは、ケースや刻印で確かめることになります。
一方で、「奉祝 天皇在位五十年記念メダル」のように、民間の業者が作った物もたくさんあります。1980年の国会で宮内庁は、皇室の慶事に一般の業者が記念メダルを作って売っていて、宮内庁が了承を与えた物ではないと答えています。
宮内庁は同じ答弁で、業者には菊の御紋章と御肖像を使わないよう指導していると説明しています。ケースが立派でも、それだけで公式の品とは言えないんです。
| 種類 | 作った所 | 素材について分かること |
|---|---|---|
| 記念貨幣発行記念メダル | 造幣局 | 公式の記録で確認できなかった |
| 奉祝の記念メダル | 民間の業者 | 純金・純銀・銅・金メッキなど何種類もある |
| 御在位50年記念100円硬貨 | 造幣局(お金) | 白銅。額面で使える硬貨 |
「御即位50年」と書かれたメダルもある
ケースや台紙には「天皇陛下御即位50年記念」「御在位五十年」など、いろいろな書き方があります。どれも商品ごとの名前の付け方で、名前から素材や作った所は分かりません。
名前の違いは気にしすぎなくて大丈夫です。値段に関わるのは、次に見る刻印と重さなんです。
100円の記念硬貨とはまったく別物
同じお祝いでは、昭和51年銘の「天皇陛下御在位50年記念100円白銅貨幣」も出ています。直径30.0mm・重さ12.0gで7,000万枚発行された、額面で使えるお金です。表に「100円」の額面があれば硬貨、無ければメダルと見分けられます。
硬貨とメダルの価値の違いは天皇御在位50年記念メダルの価値で詳しく紹介しています。
純金・純銀・メッキはどう見分ける?
裏に何か小さく彫ってあるんですが、どこを見れば純金かどうか分かりますか?
裏面や縁の刻印を見てみましょう。「純金」「K24」「1000」と打たれていれば金、「GP」とあれば金メッキと読めますよ。
御在位50年のメダルの素材は、刻印でかなり見当がつきます。日の丸とひし形の刻印があれば、造幣局の品位証明(ホールマーク)です。
刻印は小さいので、ルーペやスマホで拡大して読んでみてください。主な刻印と、買取での扱いを表にしました。
| 刻印の例 | 素材 | 買取での見られ方 |
|---|---|---|
| 純金・K24・24K | 純金 | 金の量で値段がつく |
| 日の丸+ひし形の中に1000や999 | 造幣局が品位を証明した貴金属 | 数字の品位で値段がつく |
| 純銀・SV1000 | 純銀 | 銀の量で値段がつく |
| SV925 | 銀92.5% | 銀の量で値段がつく |
| GPがつく表示 | 金めっき | 貴金属としての値段はつきにくい |
| 刻印が無い | 分からない | 店で機器や比重で調べてもらう |
造幣局は、古い「1000」の表示は今の「999」と同じ品位だと説明しています。昔の金のメダルで「1000」とあれば、純金の表示として読んでいいんです。
「K18」「Pt900」といった刻印は、造幣局の証明ではありません。メーカーが打った品位の表示なので、そのまま素材の目安として読みましょう。
銀色のメダルは「10g」と刻印も見ておく
御在位50年のメダルには、銀色の物もあります。純銀やSV925の刻印があれば、銀の量で値段がつきます。
ただ、地金の値段だけで見る店には条件があります。RE:TANAKAとコメ兵は、銀のメダルは銀の含有を表す刻印か品位の刻印があり、1件あたりの総量が10g以上の物を対象にしています。
小さな銀のメダルが1枚だけの時は、刻印と重さを先に確かめてから店を選ぶといいですよ。
金メッキのメダルの見分け方
日本ジュエリー協会の表示規定では、金めっきは「GP」と表します。「24KGP」のように数字がついていても、GPがあれば表面だけが金と考えておきましょう。
メッキのメダルを持っている方は、金メッキ・銀メッキの記念メダルは売れる?もあわせて読んでみてください。
- 裏面だけでなく、縁(側面)も見る
- 日の丸とひし形のマークを探す
- 「GP」の2文字が無いか確かめる
- 読めた刻印は1枚ずつメモする
保証書に書かれた素材も読み合わせる
保証書がある方は、刻印と保証書の素材の書き方が合っているか見比べてみてください。保証書に「純金」とあり、メダルにも「純金」の刻印があれば、手がかりが2つそろいます。
反対に、保証書には金と書いてあるのに、メダルに「GP」の刻印があることも。その時は、メダル本体の刻印を優先して考えておくのが無難です。
保証書の書き方は業者ごとに違います。読み方に迷ったら、メダルと一緒に店へ持っていき、その場で聞いてみましょう。
刻印の種類をもっと知りたい方は、記念メダルの刻印の見方で詳しく紹介しています。

重さから御在位50年記念メダルの買取価格の目安を出す
素材が分かったら、「重さ×純度×その日の地金価格」で目安が出せます。純金のメダルは、小さくても思った以上の金額になることがあるんです。
田中貴金属工業が2026年10月20日17時に公表した店頭買取価格(税込)は、金22,773円/g、銀304.15円/gでした。これを使って、素材の量だけで見た目安を出してみます。
| 素材と重さ(例) | 素材の量だけで見た目安(計算値) |
|---|---|
| 純金で3gなら | 68,319円 |
| 純金で15gなら | 341,595円 |
| 純銀で50gなら | 15,207円 |
これは記事を書いた時点の参考値です。地金(インゴット)の価格をもとにした計算なので、メダルの買取価格そのものではありません。
店の1gあたりの単価や手数料で、実際の提示額は変わります。表の数字は、提示額を聞く時の物差しとして使ってみてください。
重さはキッチンスケールで1枚ずつ
重さは、0.1g単位で量れるキッチンスケールで量れます。ケースから出して、メダル本体だけを1枚ずつ量りましょう。
保証書に重さが書いてあれば、量った数字と比べてみてください。大きくずれていたら、店で理由を聞いてみるといいですよ。
セットで出てきた時は素材ごとに合計する
御在位50年のメダルは、金と銀のセットや、何枚組かの台紙に入っていることもありますよね。そんな時は、素材ごとに重さを足してから計算してみてください。
例えば純金が2枚、純銀が2枚なら、純金2枚の合計の重さと、純銀2枚の合計の重さを別々に出します。銀は金の約75分の1の値段なので、全体の目安はほとんど金のメダルで決まります。
買った時の値段は戻ってくる?
『当時、けっこうな値段で買ったはず』と気になる方も多いはずです。ただ、御在位50年のメダルの当時の販売価格は、公式の記録で確認できませんでした。
今の値段の土台は、当時の値段ではなく、メダルに含まれる金や銀の量です。当時の価格と今の価格の考え方は、記念メダルの当時の販売価格と今の買取価格で紹介しています。
天皇御在位50年記念メダルでよくある相談
Yahoo!知恵袋にも、御在位50年のメダルについての相談がたくさん寄せられています。その中から3つにお答えしますね。
「12gの24金」と言われたのに刻印が見当たらない
御在位50年の記念金メダルが「12gの24金」だと聞いていたのに、刻印が見当たらない、という相談がありました。刻印が無いと、見た目だけでは純金かどうか分かりません。
ただ、刻印が無いからといって偽物とは限りません。おたからやは、メダルの素材を専用の機器や刻印から特定すると書いています。
まずは重さを量り、店で素材を調べてもらいましょう。純金と分かれば、金の量で値段がつきます。
5枚組の台紙に「SG-1N 金7.5g」と書いてある
金色のメダル5枚が台紙に収まった「昭和5大メダル」に、「SG-1N 金7.5g」と書いてあるが意味が分からない、という相談もありました。この表示の意味は、公式の記録で確認できませんでした。
「金7.5g」が1枚の重さなのか、金の量なのかも、台紙だけでは判断がつきません。5枚それぞれの刻印を見て、重さを量ってから店に見せるのが確実な方法です。
裏にひし形の中の「1000」と「純金」がある
裏に「純金」の文字と、日の丸、ひし形の中の「1000」が彫られた金メダルがある、という相談もありました。これは造幣局の品位証明の刻印で、純金と証明された印です。
RE:TANAKAでは、造幣局検定マークと純金の刻印がある円形のメダルを「K24特定品」として扱っています。2026年10月21日9時30分発表のリサイクル価格は、K24特定品21,411円/g、通常のK24は20,953円/gでした。
刻印を確かめる前に、研磨剤や薬品でメダルを磨いてしまうことがあります。表面に細かな傷がつくので、ほこりを払う程度にしておきましょう。
天皇在位50年記念メダルは買取店に相談するのが近道
重さは量れたんですが、刻印が読めない物もあります。このまま店に持っていっても大丈夫ですか?
大丈夫ですよ。素材を家で確かめきれない時こそ、機器で調べられる店に見てもらうのが早いんです。
御在位50年のメダルは、同じ名前でも素材が色々なので、家だけで値段を決めるのは難しいんです。素材を調べられる店で、重さと単価の内訳を聞くのが確実です。
『刻印が読めないメダルを持っていくのは恥ずかしい』と思うかもしれませんね。でも、素材が分からない記念メダルの相談は、買取店ではよくあることなんです。
店によって、記念メダルの見方は違います。素材の値段だけで見る店もあれば、記念品としての評価を加える店もあります。
| 店 | 御在位50年のメダルに関わる公式の情報 | 査定方法 |
|---|---|---|
| おたからや | 皇室関連の記念メダルの買取を案内。メッキ製品はデザインや記念品としての希少性を中心に評価 | 店頭・出張・フォーム・LINE査定など |
| 金貨買取本舗 | 一覧に「天皇陛下御在位五十周年記念メダル」「天皇陛下御即位五十周年記念メダル」 | 店頭・宅配・出張・LINE |
| RE:TANAKA(田中貴金属) | 貴金属以外の価値は評価しない。銀は刻印があり10g以上 | 店頭のみ |
| コメ兵 | GP(金メッキ)・GF(金張り)表記の物は買取できない | 店頭・宅配・出張 |
純金のメダルが入っているなら、地金の値段だけで見る店と、記念品の評価も加える店の両方で聞いてみるのも手です。同じメダルでも、店ごとに提示額の内訳が違うことがよく分かりますよ。
メッキのメダルは、店によって買い取るかどうかが分かれます。持ち込む前に、電話やLINEで扱っているか聞いておくと安心ですよ。
買取大吉はコラムで、希少性を加味する店と、素材の価値だけで査定する店に分かれるので、相見積もりがおすすめだと書いています。
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記念メダルの査定額を確かめる
純金・18金・純銀の記念メダルは、金や銀の量をもとに査定してもらえます。店頭のほか出張査定やLINE査定も選べるので、当日の金額を聞いてから売るかどうか決めましょう。
査定料無料公式サイトで査定方法を確認する買取価格は日々変わります。最新の価格・条件は公式サイトで確認してください。
店ではこう聞いてみる
査定では、提示額だけでなく内訳を聞いておくと、ほかの店と比べやすくなります。例えばこんな聞き方です。
「御在位50年の記念メダルです。素材と重さ、1gあたりの単価を教えてください。」
「記念品としての評価は入っていますか。メッキの物は、扱ってもらえるかも知りたいです。」
- 硬貨とメダルを分け、メダルだけを並べる
- 裏面と縁の刻印を見て、素材をメモする
- 1枚ずつ重さを量り、表で目安を出す
- 保証書とケースをそろえ、磨かずに保管する
- 2つ以上の店で、素材と単価の内訳を聞く
家まで来てもらう出張買取は、特定商取引法の訪問購入にあたります。契約の書面を受け取った日から8日間はクーリング・オフができます。
国民生活センターは、訪問購入では「売却後、8日間は物品を引き渡さない」「むやみに貴金属を見せない、触らせない」と呼びかけています。頼んでいない業者が突然訪ねてきた時は、その場で決めずに断って大丈夫です。
困った時は、消費者ホットラインの「188」に電話して相談できます。家で見てもらう時は、家族にも同席してもらうと安心ですよ。

保証書やケースはどうする?残すという選び方も
保証書とケースは、メダルと一緒に持っていきましょう。売るか迷う時は、査定だけ頼んで値段を聞いてから決めても大丈夫です。
おたからやは、ケースや認定書などの付属品が無いメダルでも査定すると書いています。一方、買取大吉は、付属品はそろえて出した方が評価が高くなると書いています。
付属品が残っているなら、一緒に出して損はありません。保証書には素材や発売元が書かれていることもあり、店での確認も早くなります。
黒ずみや小さな傷があっても大丈夫
長くしまっていた銀のメダルは、黒っぽく変色していることがよくあります。おたからやは、シルバー特有の変色があっても、磨かずにそのまま持ち込むよう案内しています。
無理に磨くと、表面に細かな傷がついてしまうことも。ほこりを柔らかい布で軽く払うくらいにして、ケースに戻しておきましょう。
残すならケースごと湿気の少ない所へ
手元に残すと決めたメダルは、ケースに入れたまま湿気の少ない所にしまっておくと安心です。素材と重さのメモも、ケースの中に一緒に入れておきましょう。
次にメダルを手に取った家族が、何のメダルか迷わずにすみます。いつか売ることになった時も、そのメモが役に立ちますよ。
家族で話してから決める
御在位50年のメダルは、祖父母が大切にしていた記念品であることも多いですよね。『手放していいのかな』と迷う気持ちは自然なことです。
純金のメダルは売り、メッキのメダルは記念に残す、という分け方もできます。値段の目安と思い出の両方を家族で話してから決めてみてください。
貴金属で1個または1組の価額が30万円を超える物を売った時は、国税庁の説明で生活用動産の非課税から外れます。税金の扱いは、税務署か税理士に確かめておきましょう。
ほかの皇室の記念メダルについては、天皇陛下の記念メダルの買取や金婚式記念メダルの買取価格でも紹介しています。
よくある質問
天皇在位50年記念メダルは造幣局製ですか?
造幣局製の「記念貨幣発行記念メダル」がありますが、民間の業者が作った奉祝メダルもたくさんあります。刻印やケース、保証書で確かめましょう。
御在位50年記念メダルと100円硬貨の違いは?
100円硬貨は額面で使えるお金で、白銅でできています。メダルには額面が無く、お金としては使えません。
天皇在位50年記念メダルの買取価格はいくらですか?
素材と重さで変わります。純金で15gなら、2026年10月20日の田中貴金属の公表価格で341,595円が素材の量だけで見た目安です。
刻印が無いメダルでも買い取ってもらえますか?
店で専用の機器や比重を使って素材を調べてもらえます。おたからやは、メダルの素材を機器や刻印から特定すると書いています。
金メッキの御在位50年記念メダルは売れますか?
店によって違います。おたからやはデザインや記念品としての希少性を中心に評価すると書き、コメ兵はGP表記の物は買取できないと明記しています。
まとめ
- 御在位50年のメダルには、造幣局製と民間の奉祝メダルがある
- 100円の記念硬貨は額面で使えるお金で、メダルとは別物
- 日の丸とひし形の刻印は造幣局の品位証明、GPは金めっき
- 純金で15gなら、341,595円が素材の量だけで見た目安(2026年10月20日の公表価格)
- 素材を調べられる店で、重さと単価の内訳を聞いて比べる
記念メダル全般の売り方は記念メダルの買取ガイドもあわせて読んでみてください。







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