当サイトの記事は、造幣局・財務省・国税庁など公的機関の情報、日本ジュエリー協会の表示規定、田中貴金属工業の公表価格、各買取店の公式情報、Yahoo!知恵袋などの公開された声をもとに編集部が独自に執筆しています。金・銀の価格や買取価格は記事執筆日時点の参考値で、日々変わります。
祖父の家を片付けていたら、「天皇陛下喜寿奉祝記念」と書かれたメダルがケースごと出てきました。純金と書いてあるんですが、本当に値段がつくものなんでしょうか?
まずはメダル本体の刻印と重さを確かめてみましょう。本当に純金なら、金の量に応じた値段の土台がありますよ。
昭和53年(1978年)の天皇陛下の喜寿をお祝いした記念メダルは、遺品や実家の整理で見つかることが多い品です。ケースが立派なだけに、どう扱えばいいか迷いますよね。
結論から言うと、天皇陛下喜寿記念メダルの値段は「何でできているか」と「何gあるか」でほぼ決まります。この記事では、素材の確かめ方と、重さから目安を出す計算をお伝えします。
天皇陛下の喜寿記念メダルは誰が作ったもの?
喜寿の奉祝メダルは、民間の業者が作って販売した物が多いと考えられます。同じ「喜寿記念」の名前でも、純金・純銀・銅・金メッキなど素材は色々です。
1980年の衆議院法務委員会で、宮内庁は皇室の慶事について「一般の業者がそのような記念メダル等を作製、販売している」と答えています。その場で、天皇陛下の喜寿の奉祝の記念小判も民間業者の品として取り上げられました。
宮内庁は「特に規制する法令というようなものは現在はない」とし、「宮内庁としては、そういうことに了承を与えてはおらない」とも答えています。つまり、喜寿の記念メダルに「公式の1種類」があるわけではないんです。
喜寿の記念メダルを造幣局が作ったかどうかは、公的な資料で確認できませんでした。箱に「造幣局」の表記があるか、メダルに造幣局のホールマークがあるかを見てみてください。
| 見る所 | 分かること |
|---|---|
| メダル本体の刻印 | 純金・K24・SV1000など素材の表示 |
| 日の丸とひし形の小さな印 | 造幣局の品位証明(ホールマーク) |
| ケースのふた・しおり | 作った会社や販売元の名前 |
| シリアルナンバー | 限定品として作られたことの目印 |
皇室の記念メダル全体の種類は、天皇陛下の記念メダルの買取でまとめています。
純金・純銀・メッキはどこで見分ける?
ケースには「純金メダル 35mm」と書いてあります。これだけで純金だと思っていいんでしょうか?
ケースの表記は手がかりになりますが、決め手はメダル本体の刻印です。表面だけ金色にしたメッキの物もあるので、本体を見ておきましょう。
昭和53年の天皇陛下喜寿の奉祝記念メダルは、作った会社ごとに素材や大きさが違います。直径35mmの純金メダルという表記の品もあるようですが、公式の記録で仕様は確認できませんでした。
『どこに刻印があるのか見つからない…』という方も多いはずです。刻印は縁や裏面に小さく打たれていることが多く、ルーペがあると読みやすくなります。
- 「純金」「K24」「24K」「999」「1000」があるか
- 「K18」「750」なら18金として計算する
- 「SV1000」「純銀」「SILVER」なら銀として見る
- 「GP」「24KGP」「金鍍金」はメッキの印
- 刻印が無い時は、店の機器で素材を調べてもらう
「24KGP」のようにKと数字の後ろにGPが付く物は、金そのものではなく表面の加工です。金メッキのメダルは貴金属としての値段はつきにくいので、見間違えないようにしましょう。

刻印の種類は記念メダルの刻印の見方で詳しく紹介しています。
喜寿記念の純金メダル、値段の目安は?
素材の目安は「重さ×純度×その日の金の1g単価」で出せます。田中貴金属工業が2026年10月20日17時に公表した金の店頭買取価格は、22,773円/g(税込)でした。
これは記事執筆日時点の参考値で、地金(インゴット)の値段です。記念メダルの買取価格そのものではありません。
例えば、ケースに書かれた「純金28g」のとおりだった場合で計算してみます。
| 素材と重さ | 計算 | 素材の目安 |
|---|---|---|
| 純金(K24)28g | 22,773円×28g | 約637,644円 |
| もしK18だったら28g | 17,079.75円×28g | 約478,233円 |
同じ28gでも、純度が違うだけで15万円以上の差が出ます。刻印を先に確かめておきたいのは、このためなんです。
実際に店が出す金額は、純度の判定や店の単価、手数料で変わります。重さはケースの表記を当てにせず、家のはかりで量り直しておくと安心です。

純金のメダル全般の計算は純金メダルの買取にもまとめています。
喜寿の記念メダルを見てもらう時の進め方
『記念品だし、売るのは気が引ける…』と感じる方もいるはずです。そう思うのは自然なことで、値段だけ確かめて手元に残すのも一つの選び方です。
査定だけをお願いできる店も多いので、まずは今の値段を知るところから始めてみてください。
- ケースから出して、刻印をルーペで読む
- はかりで1枚ずつ重さを量る
- 田中貴金属のその日の金の値段をメモする
- ケース・しおり・保証書をそろえる
- 記念メダルを扱う買取店で査定を頼む
店では「喜寿の記念メダルです。素材と重さから見ていただけますか」と伝えるとスムーズです。シリアルナンバー入りの限定品なら、そのことも一言添えておきましょう。
買取店の中には、記念品としての価値も見ると公式に書いている所があります。一方、田中貴金属のRE:TANAKAは「貴金属以外の価値は評価いたしません」としていて、金の値段だけで見る店です。
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記念メダルの査定額を確かめる
純金・18金・純銀の記念メダルは、金や銀の量をもとに査定してもらえます。店頭のほか出張査定やLINE査定も選べるので、当日の金額を聞いてから売るかどうか決めましょう。
査定料無料公式サイトで査定方法を確認する買取価格は日々変わります。最新の価格・条件は公式サイトで確認してください。
喜寿記念メダルについて寄せられる相談
Yahoo!知恵袋で見かけた天皇陛下喜寿記念メダルの相談から、3つを取り上げて答えます。
シリアル番号付き・限定3000個の純金28gは?
35年ほど前に手に入れた喜寿奉祝記念の純金メダルで、28g・限定3000個・シリアル番号付きという相談がありました。限定品なら高くなるのか、気になりますよね。
純金28gなら、上の表のとおり金の量だけで約637,644円が素材の目安です(2026年10月20日17時の田中貴金属の金の店頭買取価格で計算)。『限定品なんだから、金の値段より高いはず』と思いたくなりますよね。ただ、限定の数やシリアル番号をどう見るかは、店によって違います。
買取大吉のコラムには「希少性を加味してくれるお店と貴金属の素材としての価値のみで査定するお店に分かれる」とあり、相見積もりをすすめています。2軒ほどで見てもらうと、納得して決めやすくなります。
昭和51年と昭和53年の2枚が一緒に出てきた
祖父の遺品から、裏に昭和五十一年と昭和五十三年と入った金色のメダルが2枚出てきた、という相談もありました。昭和51年は天皇陛下御在位50年、昭和53年は喜寿の年です。
2枚が同じ会社のシリーズでも、素材が同じとは限りません。1枚ずつ刻印と重さを確かめてみましょう。
御在位50年のメダルは天皇陛下御在位50年記念メダルの買取で紹介しています。
両陛下の傘寿の記念メダルの価値を調べたい
昭和天皇皇后両陛下の傘寿(80歳)を記念したメダルの価値の調べ方、という相談もありました。皇后陛下の喜寿を記念したメダルも、同じように見つかることがあります。
どちらも、作った所や素材を公式の記録で確認できませんでした。調べ方は喜寿のメダルと同じで、本体の刻印、重さ、ケースの販売元の3つを見るのが近道です。
刻印が無い、またはメッキだった場合は、金額の目安を出せません。記念メダルを扱う店に「素材から見てほしい」と相談してみてください。
よくある質問
天皇陛下喜寿記念メダルは造幣局製ですか?
造幣局が喜寿の記念メダルを作ったかは、公的な資料で確認できませんでした。宮内庁は1980年の国会で、皇室の慶事には一般の業者が記念メダルを作って販売していると答えています。箱の販売元とメダルの刻印で確かめてみてください。
昭和53年の喜寿記念メダルの買取価格はいくらですか?
素材と重さで変わります。純金28gなら、2026年10月20日17時の田中貴金属の金の店頭買取価格で約637,644円が素材の目安です。地金の値段なので、実際の提示額は店ごとに違います。
金色でも値段がつかない喜寿記念メダルはありますか?
GPや金鍍金と入った金メッキのメダルは、貴金属としての値段はつきにくいです。デザインや記念品としての面を見ると書いている店もあるので、相談してみてください。
ケースが無くても売れますか?
付属品がない本体だけでも査定すると公式に書いている買取店があります。ただ、付属品がそろっている方が評価が高くなると書く店もあるので、残っていれば一緒に持っていきましょう。
まとめ
- 喜寿の奉祝メダルは民間の業者が作った物が多く、素材は品ごとに違う
- 値段の決め手はケースの表記ではなく、本体の刻印と重さ
- 純金28gなら素材の目安は約637,644円(2026年10月20日17時の田中貴金属の金価格で計算)
- 24KGPなどのメッキは、貴金属としての値段はつきにくい
- 記念品として残すか売るかは、値段を知ってから決めてよい
喜寿以外の記念メダルも含めた売り方は、記念メダルの買取ガイドを読んでみてください。同じ昭和の慶事のメダルは天皇皇后両陛下金婚式記念メダルの買取価格でも紹介しています。







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